「シェリ・フォン・コーレウス!」

「ええと………なんでしょうか?オレド様。」

私は、それなりに有名であるらしいコーレウス侯爵家の末娘、シェリと申します。

彼は、私の2年前からの婚約者、クレリダ侯爵家の嫡男、黒髪黒目の青年、オレド様です。

「其方とは、婚約を破棄し、私は、コレソーナ侯爵令嬢、ミラーダを妻に迎え入れる………!」

「オレド様、私は、構わないのですけれど………王弟殿下から、怒られますよ………?」

王太子殿下派の我が家と王弟殿下派のクレリダ侯爵家の私の婚約は、意味があります。

王弟殿下が、頭角をだんだん現している王太子殿下を認めたため、和解をするためにも必要な婚約なのですが………

それを、いきなり、婚約破棄だなんて………

「貴族の中でも、恋愛結婚が流行っている今、政略結婚など、意味が無いではないか!」

「ええ、そうですわ!政略結婚だなんて古臭いですもの!ここは、引いて下さいませ?」

コレソーナ侯爵家の三女にあたるミラーダ様。
彼女は、オレド様の幼馴染で、大変仲睦まじい色香のある金髪碧眼の美人さんです。

幸い、コレソーナ侯爵家は中立派なため、私は婚約破棄しても、構わないんですが………

これは………王弟殿下に、報告は必要ですよね!明日は、執務室に行きましょう!

「かしこまりました。婚約を破棄しましょう。ミラーダ様、オレド様を宜しく頼みます。」

「ふふふ。ええ、かしこまりましたわ♪」

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文字数

7,442

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20

最終更新日

2021年10月03日 20時18分

掲載日

2021年09月29日 03時01分

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