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2021年04月22日 19時08分
2018年12月20日 08時14分
この作家の更新小説
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骸捜査官と屍犯罪者 @koumoto
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階段のショーペンハウアー @koumoto
夜な夜な階段に現れるカラスに怯えるタダシくん。彼の一場の経験を描いた童話です。
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骸捜査官と屍犯罪者 @koumoto
屍者が出没する社会。屍者が罪を犯す社会。屍者の罪を屍者が裁く社会。
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ホログラムと少年 @koumoto
人間のすでに死に絶えた世界。アンドロイドの少年はひとり、廃墟をさまよい、遊びつづける。少年が関心を持つのは、玩具と、造り主のエイン博士と、そして、ホログラムの熊だけだった。
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放課後モノクローム @koumoto
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踏切エンドロール @koumoto
踏切を守る門番、三玲と千景。双子の少女は、死者たちの魂を運ぶ列車を守るために、踏切で戦いつづける。
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影の迷子 @koumoto
学校からの帰り道、交差点にさしかかった少年は、横断歩道を渡っている途中で影の世界に迷いこんでしまう。空は真っ黒、地面は真っ白、人々は黒い影で顔もわからない。そんなありふれた迷子の童話。
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葬る前の詩 @koumoto
「ぼくを葬る その他の詩」というタイトルで詩を延々と書いているのですが、それの少し前に書いた詩です。あまり代わり映えはないですが、詩を書く楽しさを知るきっかけになりました。
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墓碑銘カレイドスコープ koumoto
だれもいない校舎で貘を退治する少年。踏切を守る双子の少女。夕立ちと共に現れる殺人鬼。病によって年老いた女探偵……。死の手前の世界をうろつく、死に近い人々の記録。短編集なので、どれか一話だけでも読んで...
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緑の世界のフクロウ @koumoto
樹海でわたしは首を吊ろうとしていた。死にたくてたまらなかったわたしに、そのフクロウは、透きとおった声で語りかけてきた……。静かな樹海に佇む、多弁なフクロウの夢。
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アダムとイヴふたたび @koumoto
人間の滅びた遠い未来。二体のアンドロイドは、ドームの内側に作られた楽園で、アダムとイヴを演じていた。造られた夫婦の、造られた生涯。
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ギロチンの恋 @koumoto
ぼくはいま、ギロチンにかけられようとしていた。ぼくの好きな、ぼくの幼なじみの、ぼくの殺した独裁者の娘の手によって。そしてギロチンの刃の下で、ぼくは彼女に恋を打ち明けた。
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紙人間の詩 koumoto
体が紙で出来ている紙人間は、窓がひとつきりの部屋で、紙の鳥を折る毎日を過ごしていた。彼の生涯はその部屋で完結するはずだった。詩と出会うまでは……。
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線の見えない子ども koumoto
夕暮れの帰り道を、母親と息子は歩いていた。息子は社会からずれていた。息子は社会と食い違っていた。息子には線が理解できなかった。
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11時57分のシンデレラ koumoto
シンデレラは心がとても薄汚れていました。シンデレラは魔法使いのおかげで舞踏会へ来ることができました。シンデレラは邪な瞳で王子を狙っていました。
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竜の夢に巣くう街 koumoto
丘の上に竜は眠っていた。丘から見下ろせる時計塔の街。それは竜の夢に巣くう街だった。締め切りの時間に間に合わず、駆け足ぎみです。いつか加筆したいな……。
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吸血鬼たちの学び舎 koumoto
山の上に、吸血鬼たちの学び舎はあった。彼らは学び、遊び、血を飲み、穏やかな日常を送っていた。ぼんやりとした死と忘却の予感に浸されながら。ある日、生徒のひとりである光岡正は、森木明日香という転校生を...
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12+3才の幽霊少年 koumoto
十二才で死んだ少年は、今日もふらふらと現世をさまよう。久しぶりの生まれ故郷。チャンネルの合った幽霊。夜の死神。春だった。
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言葉のない世界 koumoto
初めに“おめでとう”が消えた。次に“ありがとう”が消えた。世界から言葉が消えていった。言葉が次々と死んでいった。あまりに短く拙いですが、『残像に口紅を』へのオマージュのつもりです。
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殻四六の詠み人 koumoto
滅んだ世界に、廃虚のように残された、巨大なる夢蝉の抜け殻。その中に人々の街はあり、詠み人の紡ぐ物語は、殻を光で満たしていた。しかし、四六番目の殻の詠み人カタリは、物語を紡ぐことをやめてしまった。
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死んだ六人 koumoto
街を、六人の幽霊たちは、さまよっていた。遊んでいた。死んでいた。夜を、六人の幽霊たちは、さまよっていた。逃げていた。死んでいた。ずいぶん前に書いた作品です。消すかもしれません。
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夜のパレード koumoto
『ぼくを葬る その他の詩』という詩集から、夜に関する詩だけ集めて、詩集に編んでみました。個人的なアンソロジーです。
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死の扉 koumoto
朝、学校に向かうぼくは、玄関先で立ち往生。扉を開けるとぼくの死体。玄関先で大混乱。ぼくは恐怖で蒼ざめる。ぼくの死体も蒼ざめる。ぼくの思考が踊り出す。
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テレパスに明日はない koumoto
社会はつながりを希求している。そう信じたテレパスたちは、能力を公然と示し始めた。たとえ迫害と弾圧が待っていようと。カクヨム甲子園の「恐怖はSNSからはじまった」に応募したかったけど、間に合いませんでし...
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霊視者たちのプロムナード koumoto
なにもない国。なにもない街。祭りの狂乱が去った後で、霊を視る者たちは、死者の宿る、死せる廃墟をめぐる。災害指定都市でひっそりと行われる、奇妙なボランティアの記録。オカルト霊能散歩小説。
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喪犬 koumoto
彼は、食わない犬だった。彼は、食わなくても死ななかった。彼は、気がつくと百年生きていた。百年生きた犬の、短い一代記。
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硝子少女 koumoto
彼女の身体は硝子だった。彼女のこころも硝子だった。脆く儚く傷つきやすい。硝子の彼女は恋をした。いまにも砕けそうだった。
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影少年の冒険 koumoto
影の世界を影少年は歩く。死の意味を探して旅をする。影少女の面影を慕って、影少女の記憶に憑かれて。ぼんやりとうつろな影少年の、いきあたりばったりな愉快な冒険。
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死秋の死 koumoto
四年に一度やってくる秋。すべてを枯らせる無情の秋が、いま、村を包もうとしていた。
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血祭り koumoto
夜の校内で血祭り騒ぎ。死者が起きるとさあ大変。食べたら眠れ、食べたら眠れ。
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歩行教習所 koumoto
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Aの種 koumoto
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死の博物館 koumoto
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エスパー球技 koumoto
エスパーのエスパーによるエスパーのための球技大会が、2020年夏にもつつがなく開催される運びとなりました。実況は権田宮勝、解説は正宗鳥円之城でお送りします。
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ぼくはポリゴン koumoto
夕暮れを歩きながら、こう考えた。智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくにゲームの世は住みにくい。カクカクのポリゴンならなおさらだ。
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死体になれなかった少年少女たち koumoto
死に触れて、死に揺れる、少年少女たちを描いた短編集です。
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ゲームの離人感 koumoto
好きなゲームをぼんやり思い出しながら、ぼんやり言葉を書いてみたり。紹介やレビューではまったくないので、よくわからない妄言になりそう。
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ポケットに墓場を入れて koumoto
自分の作品の中から、短編集に含まれていない、独立した掌編や短編を集めてみました。玩具箱というか、ガラクタ置場というか……。過去に書いた作品は、とっくに死体のような気もしますが、たまに読まれると、息を...
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透死 koumoto
街のそこかしこに白い雲。記憶のそこかしこに白い雲。ふわふわふわふわ夢心地。死のない日常とても平和。
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リンボ、あるいは図書館 koumoto
図書館に彼は生まれた。図書館で彼は生きた。言葉のみと触れあう、ひとりだけの世界。生涯でだれとも出会わなかった。
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スパイダー・ルーム koumoto
死んだ兄の部屋は、開かずの間になった。蜘蛛が出るから。
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海 koumoto
海岸には猫の死体。街道には人の死体。意味がなかった。なにもかもに。
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直観探偵ソクラテス(対話篇) koumoto
直観探偵ソクラテスは、今日も犯人を決めつけます。助手のプラトンは、すべてを知っています。
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仮面都市 koumoto
仮面をかぶることを義務づけられた街。日曜日は般若。私は、この街に住むありふれた人間だ。休日を過ごす、顔のない人間のひとり。
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神さまの窓 koumoto
いまではだれもが自分だけの窓を持っています。神さま、ありがとう。
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蟻文字たち koumoto
私たち、蟻で文字です。蟻文字です。そういうことです。
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ぼくたちの夜 koumoto
眠れなくなって、二十一日目。公園に夜な夜な集まる、パジャマ姿の少年少女たち。彼らだけの夜。彼らだけのビー玉遊び。猫たちは、見守っていた。
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夕暮れ原理主義者 koumoto
夕暮れに憑かれた犯罪者の記録。
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自喪の朝 koumoto
これから死ぬぼくの朝。もう死んだぼくの告別。悪くない朝の死。
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影の誕生 koumoto
影は、荒野を歩いていた。同じような影が、次々と死んで脱落していくなかを。ゴールを目指して。
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呪殺少女の日常 koumoto
世界の敵である呪殺少女は、自らの日常を守るために、きょうも外敵を呪い殺す。失笑と殺戮のホラーコメディ。※この作品に登場する死者たちは特別な訓練を受けているので、実際には死んでいません。