金鉱山の閉山後、過疎化が急速に進んで老人たちばかりとなった栗原村。このたび鉄道会社の赤字路線廃止の合理化により、村への引き込み線は廃線となり、それにともない役目を終えた蒸気機関車ドングリ号は本社に運ばれ、そこで解体され鉄クズになることになった。ドングリ号とのお別れの会の夜、栗原村に唯一ある清流駅から汽笛の音が聞こえる。そしてそこには青龍の命を宿し、青い炎に包まれたドングリ号の姿があった。ドングリ号を助けてやりたいと願う栗原村の老人たちと、それを列車ジャックだとして叩き潰そうとする鉄道会社の一夜の大騒動。これは命ある限り生きて戦おうとする老人たちのエネルギーとパワー、そして、それぞれの老人たちが生きてきた証の物語です。全部で6万字程度。読みやすいよう、1話あたりの長さをできるだけ短くしました。
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2023年12月05日 06時07分
2023年04月04日 06時13分
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奇聞集 keikato
実話怪奇談。奇妙な話、不思議な話などの体験談を聞き集めた実話の短編集。一話読み切り。六十話ほどを載せる予定。
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鬼の太郎 (昔物語9) keikato
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河童の小太郎(昔物語4) keikato
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子想い橋(昔物語7) keikato
山の上、東と西に二つの村があった。 たがいに村の家々は見えるのだが、相手の村へ行くにはまる一日かかる。谷川の切り立った崖により、二つの村はへだてられていたのだ。
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小さな動物園の片すみで、ずっと前から一頭のキリンが飼われていた。 このキリン。 年老いたせいで、体がめっきり弱っていた。近ごろは、いつも朝から横になっている。
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子ダヌキ ゴン太(童話7) keikato
山のふもとに、タヌキの親子が暮らしていました。 ある日のこと。「ねえ、見てて」 かあさんの前で、ゴン太はクルンと宙返りをしてみせました。
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猿の子守り(昔物語5) keikato
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蛇捕りガンゾウ(昔物語6) keikato
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星から来たセンターキッド(童話9) keikato
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コイノボリ(童話14) keikato
もうすぐ五月。いくつものコイノボリが、あちこちの屋根の上で泳ぎ始めた。マンションの三階、リョウの部屋のベランダからもコイノボリが見える。 そんなある日。
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鬼の面(昔物語1) keikato
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菜の花(童話4) keikato
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山のふもとの田んぼに、カカシがひとつポツンと立っていた。 今朝のこと。 カカシが目をさますと、目の前をチョロチョロと動くものがいる。
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森の月夜(童話5) keikato
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お母さんの弁当 (箱物語15) keikato
お母さんはカゼぎみだ。それでも弁当を作ってくれるのだが……。
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赤犬 (万作と庄屋3) keikato
万作という名の、心根の優しい若者がいた。 万作は貧乏だが気ままなひとり暮らし。庄屋の畑仕事を手伝うことで、その日、その日をのんびりと暮らしていた。 そんな万作に……。
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殿様と玉手箱 (箱物語12) keikato
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お稲荷さまのまんじゅう (童話15) keikato
山をのぼりきったところで、道の脇に小さなお稲荷さまが見えた。このお稲荷さまのホコラには、一匹の石のキツネが座っている。 いつもはそのまま通りすぎる。 ところがこの日……。
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月の砂 (昔物語10) keikato
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カメラマン兼ルポライターの山田さんはある新聞記事に疑問を抱き、事件の取材と調査のためS村に向かう。 その事件とは……。 ここ数年、S村のT山で連続して発生している遭難で、なぜだか遭難者が一人として...
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オレとノラの物語 keikato
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春センチメンタル企画。その日。私は電車の一人旅をしていた。ふらりと降りた無人駅のベンチで、一人のおばあさんと隣り合わせになり、構内に咲く桜の古木のことと、おばあさんの過去を聞くのだが……。
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ネコ予報の一日 (短編14) keikato
朝刊のお天気欄を開くと、そこには初めて見るネコの足跡のようなマークがあった。このマーク、妻はネコマークだといい、娘はネコは降らないがネコだという。地震のように、それは目に見えないものなのだろうか?
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未来家族 keikato
未来の家族の風景。SF短編5作。
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杖の音 (短編9) keikato
鈴木さんは独り暮らしの老人です。淋しいもんだと思います。それでも命の続く限り一人で生きていくしかありません。今日も商店街へと、夕食のおかずを買いに出かけるのでした。 商店街に行く途中に歩道橋があ...
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真理の箱 (箱物語20) keikato
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狐のつづら箱(箱物語5) keikato
我が家には昔から、開かずの箱ならぬ、開けられずの箱がある。 草のツルで編まれたつづら箱で、神棚に大事に保管されている。とはいえ、家宝でもなんでもない。むしろ我が家にとっては、たいそう迷惑なものだ...
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ライフボックス(箱物語2) keikato
病院にいるお母さんからメールが入った。おじいちゃんの容体が急変したと……。 ボクは、すぐさま病院に向かった。 ベルトバスで中央ステーションまで行き、そこから地下カプセルカーに乗りかえ、病院の近くの...
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手作り(ショートショート7) keikato
朝刊を広げ、チラシの多さにイヤ気がさした。不動産屋、パチンコ店、家電店、ホームセンター、さらには墓地の広告まで入っている。――高いな……。 墓地の価格に、つい大きなため息が出てしまう。
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おみくじ箱(箱物語6) keikato
近所の小さな神社へと初もうでに出かける。すると、そこにはおみくじの自動販売機があって……。
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今日はなんの日(ショートショート 77) keikato
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千両箱 (箱物語21) keikato
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オモチャの町(箱物語7) keikato
部屋の中央に大きなオモチャ箱。中には、いろんなオモチャが並んでいる。ひろ子が作ったオモチャの町である。その町がいつしか奇妙な町にへと変わってゆく。
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遺書 (ショートショート70) keikato
人生に絶望した男が睡眠薬を飲んでガス自殺をはかる。その前に、母親あてに遺書を書くのだが……。
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我が家の家出(短編5) keikato
借金で手に入れた我が家が、同じ区画のサトウ氏の家とカケオチをしてしまった。彼らが、ある団地にいることがわかり、オレとサトウ氏は帰ってくるよう説得に向かう。
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我が家の小人たち(短編7) keikato
妻が鳥カゴとビスケットを買って帰る。鳥カゴに細工をし、ビスケットをエサにして小人を捕まえに行く。そして捕まえた小人に、家事を手伝ってもらうのだと言う。オレは妻のことを心配して、妻につき合い小人捕...
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よろず屋探偵物語 ―人を見たら泥棒と思え― keikato
よろずや探偵事務所は所長と所員の二人だけ。客からの依頼は何でも引き受け、天井裏のネズミ退治から行方不明の猫探しまでと万事やる。 そんな小さな探偵事務所に誘拐事件の依頼が舞いこんだのだった。 推理...
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怪盗ガンタンと恐竜の子メイ keikato
ガンタンは超一流の泥棒。ある夜、ガンタンは盗みに入った研究所から恐竜の子を連れて帰ることになる。ガンタンは恐竜の子にメイと名前をつけ、甘えっ子のメイの母親になって世話をする。このメイはダチョウの卵...
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犬の大好きなほたるさん。ある日、パパからワンちゃんのぬいぐるみを買ってもらえることになりました。でも、パパは約束を破ってばかりです。
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カエルの王子さま(もうひとつの昔話 32) keikato
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夏休みのお盆、優子は両親と祖母の暮らす村に行った。そしてそこで、林の中の白い別荘に来ていた謎だらけ女の子と出会う。その夜、別荘は火事になり、女の子の行方がわからなくなる。
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佐藤武彦はどこにでもいる一介のサラリーマン。武彦は癌、事故による脊髄損傷、脳出血と次から次に不幸に見舞われるのだが、そのたびに夢の中に現れる黒づくめの男に命を救われる。さらには妻の献身的な介助によ...
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ブレーメンの音楽隊(もうひとつの昔話 35) keikato
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座敷童の所がえ(昔物語16) keikato
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がんばれ ロボットリョウベエ keikato
地区運動会の朝、ジュンは足をくじいてしまい、町内の五年生代表として徒競走に出場できなくなる。そこでジュンの家にいる家事用ロボットのリョウベエが代役として走ることになるのだが……。人間とロボットの、ち...
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シンデレラ (もう一つの昔話38) keikato
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真夏の夜のできごと keikato
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変身願望症候群 keikato
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赤い靴 (もうひとつの昔話40) keikato
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モグラの春 keikato
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デジャブ (短編18) keikato
男はその町に住んだ覚えがないにもかかわらず、足を踏み入れた通りの両側には、昔どこかで見た懐かしい景色が広がっていた。記憶をたどって、男はひどく混乱していくのだが、最後に待っていたのは……。
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アリとキリギリスⅡ(もうひとつの昔話 41) keikato
イソップ童話「アリとキリギリス」のパロデイです。
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天才推理少年 恵太郎の謎解き―老教授密室殺人事件― keikato
その老教授は密室で、左胸に登山ナイフを深々と刺して死んでいた。事件の全容を聞いた恵太郎は「密室の謎」のトリックを難なくに解いて、鳥羽に解決のヒントを与える。読者のあなた、新米刑事の鳥羽、果たしてど...
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シンデレラⅡ(もうひとつの昔話 42) keikato
シンデレラのパロディです。
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人生レンタル店(短編 20) keikato
男は飲み屋街の一角に『人生レンタル店』と、なにかしら怪しげな店があることに気がついた。その店に入ると……。
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舌きりスズメ(もうひとつの昔話 43 ) keikato
昔話「舌きりスズメ」のパロディです。
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フクロウから聞いた話 keikato
一話完結、動物たちの鳴き声を使ったダジャレの話です。
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カナブンジュン keikato
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吉兵衛の投網(昔物語 17) keikato
投網を打っていた吉兵衛だったが、足をすべらせ船から落ちて川に流された。気がつくと、そこには真っ白な霧が川面を漂い、吉兵衛は奇妙な世界にいたのだった。
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つれづれ小話 keikato
ダジャレを含んだ小さな小さな話のシリーズです。
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芳太郎は農家の一人息子で跡取り。しかも見かけがまったくさえないということもあり、四十歳になった今でも独身。和江はずんぐりとした小太り。さらに器量がよろしくないということもあり、四十歳を目前にして...
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天国と地獄(もうひとつの昔話 44) keikato
天国と地獄はどうちがうのだろう。死んだあと自分はどちらに行くのだろう。男がそんなことを考えていると、枕元に天使が現れます。「お迎えに参りました」昔話「天国と地獄」のパロディです。
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狸和尚と狐小僧(昔物語 17) keikato
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お父さんの運転するする車で、ボクらは白川温泉という山奥の温泉地に向かったのだが、着いたところはなぜか黒川という温泉地だった。そこで奇妙なことが起きることも知らず、ボクらはあるゆわくつきの旅館に泊...
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星の王子さま(もうひとつの昔話 46) keikato
星の王子さまの館には、一輪のきれいなバラの花が咲いています。ある日。王子さまは気まぐれでわがままなこのバラにいや気がさし、ついにはけんかをしてまいます。
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出会いと別れ七つの物語 keikato
次の七つの物語からなり、それぞれが独立しながらつながっていきます。1.海亀のこうらみがき 2.ウサギのきぐるみ 3.ミツバチのふるさと 4.狐の赤いハイヒール 5.野ネズミの結婚式 6.死んだノラ猫の町 7....
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町のネズミと田舎のネズミ(もうひとつの昔話 47) keikato
田舎に住んでいるネズミが、町に住む仲の良いねずみにごちそうをふるまおうと田舎に招待しました。
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雨と霧のなかで(短編 24) keikato
高速バスは奈津美の生まれ育った町に続く高速道路を走っていた。車窓から見える山景色が、この日は細い雨と霧でどこまでも白くけむっていた。 大学に入学後、実家から遠く離れたこともあり、奈津美には今日が...
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みーつけた keikato
あまり怖くないほのぼのとしたホラーです。夏のホラー2021参加作品です。
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ツルの恩返しⅡ( もうひとつの昔話 48) keikato
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ツルの恩返しⅢ( もうひとつの昔話 49) keikato
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公園の妖精(童話 27) keikato
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市職員のユカは仕事で、市が開発したミニ商業地区にある喫茶店「アップル」に出向くことになり、そこでこの店のマスターの死体の第一発見者となった。死体となったマスターの首の後ろには果物ナイフが刺さってい...
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五兵の知恵(昔物語 19) keikato
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佐々木が神社で絵馬を奉納していたところ、年老いた男がやってきて、吊るされた絵馬に書かれてある願い事をノートに書き写し始めた。この男はいったい何者なのか……。
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「千の妖怪」を言葉遊びをしながらを紹介していきます。一話300字弱、週5回ほど3000話投稿予定。話は出典や伝承におおむね沿うようにしていますが、ときおり大きく脱線したりもします。
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ゴールドマラソン(短編 26) keikato
本日、ゴールドマラソンが開催される。ちなみにゴールドマラソンとは、マラソン競技の中でも百歳以上の選手のみが参加する男女混合レース。今大会はオリンピックの選手選考もかねていたのだが……。
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アパートへの帰り道、私を探していたストーカー男に遭遇してしまった。恐怖で一歩も動けずにいると、そこへなぜか田舎のおばあちゃんが……。
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牛文字 keikato
展望台から見える原野に放牧された牛たちの群れが作る牛文字。それは不吉な文字となっていく。
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雪の降る帰り道で keikato
二月、小雪の降る夜だった。会社からの帰り道、高架のガード下の暗がりに、まだ新しい段ボールの箱が置かれてあるのに気がついた。その段ボール箱の中には……。
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秋のお彼岸の最後の日。両親の墓参りに霊園を訪れたのだが、そこで私は不思議な集団の人たちと出会うことになっなる。
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バイトからの帰り。その道からアパートの自分の部屋の窓が開いているのが見えた。そしてその窓辺には見知らぬ着物姿の女が座っていた。
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帰り道をまちがえたマサオ君 keikato
海水浴をしていて消えたマサオ君が、その夜、ボクんちのお風呂のバスタブから出てきた。
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精霊馬 keikato
お盆、ご先祖さんを迎えるために孫と精霊馬を作り、迎え火を焚いた。すると、そこへ現れたのは……。
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帰ってきた猫 keikato
我が家の座敷の床の間には一幅の掛け軸が掛っているのだが、これが夜になると、たまに白いモヤを発生させることがあり、これには先祖代々ある戒めがあった。
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夕暮れの公園で keikato
夕方、自宅の付近を散歩しての帰り、懐かしさもあって子供の頃に遊んだ児童公園に立ち寄ってみた。するとそこには……。
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ざまあみろ! keikato
古い格安アパートに引っ越した。するとその部屋は、死者たちの通り道があるという訳ありなところだった。オレはその通り道を変更させようと、ある秘策を思いつく。
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少女と花柄の傘 keikato
その高架下には少女の霊がいるのだという。
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押入れの秘密 keikato
家紋 武範 様主催『夕焼け企画』参加作品です。
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八吉とメエ keikato
武 頼庵(藤谷 K介)様の『この作品どう?』企画への参加作品です。本作は1988年12月、私が初めて書いた作品で、稚拙で気恥ずかしく、これまで投稿できなかったのですが、今回、本企画にあやかり思い切って投稿...
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へびイチゴ keikato
武 頼庵(藤谷 K介)様の『この作品どう?』企画への参加作品です。本作は1998年秋、某童話同人誌に載せてもらった詩で、私が書いた詩は後にも先にもこれが唯一です。今回、本企画にあやかり投稿することにいた...
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迷惑な金魚 keikato
ご近所さんから金魚をもらって飼うことになったのだが……。「なろうラジオ大賞5」参加作品。
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卵かけご飯 keikato
残業を終えて夜遅くアパートに帰ると、居間のソファーの隅に白いニワトリがしゃがみ込んでいた。そしてその腹の下には白い卵が十個ほど……。