現在から少し先の未来、人類は苦しんでいた。
 人口爆発──それは、貧富の差を拡大し、差別を助長し、不正と貧困を栄養にして、大きく育っていた。発展途上国であふれた難民は、先進国になだれ込み、経済発展の足を引っ張っていた。

『このままでは共倒れになる』

地球人類を牽引する先進各国は追い詰められていた。

 そこで、人口爆発の解決方法として、人類は地球圏外への移住を計画した。

 スペースコロニー、月面基地、太陽系惑星のテラフォーミング……全てが失敗し、人類に明日はないかに見えた。
 だが、そんな中、三人の科学者──エトウ(Etoh)、スズキ(Suzuki)、パウリ(Pauli)らにより超光速推進機関=ESPエンジンが発明されてしまった。
 光速の壁を突破することにより、人類は太陽系外部へと進出し、銀河を探索できるようになった。

 そして、第七十七太陽系発見に因んで名付けられた六隻目の超光速移民船──ギャラクシー77が、地球を出港し、大銀河の大海原へと飛び立った。
 これは、とある事がきっかけでギャラクシー77のパイロットに選ばれた少女の物語である。


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最終更新日

2019年09月07日 23時05分

掲載日

2015年01月30日 20時34分

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