原付で大学からの坂を下りていた大学一年生近場真彦(ちかばまさひこ)。
真彦は原付の操作を誤り、そのままトラックに轢かれて死んでしまうはずでした。
しかし死の直前、突然時が止まり、目の前に金髪碧眼の美少女が現れました。
真彦が「まさかこれはラノベでよくある転生のチャンス!?」と思ったのも束の間。
ミルクと名乗ったその死神の美少女は言います。
「あなたは今までの人生で運が悪かった分、ほんの少しだけ幸運を味わって死ねます」
と。
選べるのは死ぬ前日の過ごし方を有意義にするか、死の痛みを和らげるために早めに魂を抜くか、だけ。
これでもかなり運が悪い人向けのサービスのようです。
無論自分の死に納得できない真彦はミルクに怒鳴ります。
「こんな若くして、彼女どころか好きな人すらできず、キャンパスライフをろくに謳歌もせずに死んでたまるものか」と。
ひとしきり怒鳴り泣き崩れた真彦はミルクも泣かせてしまいました。
ミルクもまた、生前に運を使いきれなかったためにわずかの幸運をもらって死んだ人間なのでした。
納得できない、突然の死。
自分にそれを告げに来た死神のお姉さんに今の真彦のように怒鳴ったこと。
そして、死神から告げられた「死にたくないということはとても幸せだった」ということ・・・。
そして、死後のサービスとしてその死神のお姉さん――メルテに自分好みの外見に変えてもらうよう願ったこと。
話を聞くうちにいつの間にかミルクに恋をしていた真彦。
それもそのはず、こんなに長い時間、女の子と、それも飛びっきりの美少女と話すのは生まれて初めてだったのですから。
だから、真彦は願います。
自分が本当に死ぬとき、ミルクに迎えに来てほしいと。
そして、できれば死後もミルクと一緒にいたいと。

すると、ミルクの方もまんざらではなく・・・。

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最終更新日

2020年06月23日 07時00分

掲載日

2020年06月03日 00時51分

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