「私がほんとは行きたかったのよ? でもね、どうみても釣り合わないの。だから貴女がいってちょうだい、きっとお似合いよ」
姉のカサブランカと両親に押し切られ、私は騎士団帰りと言われる次期伯爵家に見合いもなく身代わりとして嫁ぐことになった、ミモザ。ノートン子爵家の次女、花もはじらうどころか人見知りの引きこもりの17歳。
釣書は騎士団入隊前の12歳の時の絵姿らしいが、どう見てもデ……肥満体型の子供が蝶ネクタイをない首に着けておすまししている姿。
伯爵からはカサブランカを指名されていたけれど、華やかさとは無縁で人見知りの私が『体の弱い姉に変わって』嫁いできたら、なんだか……あれっ、大歓迎されている?!
しかも、次期伯爵は……?!
気弱根暗令嬢とイメチェン次期伯爵騎士の、新婚から始めるラブストーリー!
※この作中のミモザは、オジギソウの方のミモザです。
※私がパーシヴァルの名前をいただいたのは円卓の騎士からです。
※一部感想を操作ミスでネタバレなし状態で公開してしまいました!すみません!
※HOT1位ありがとうございます!(2/2 21時)
※恋愛・小説1位ありがとうございます!(2/3 9時)
※感想の取り扱いは近況ボードを参照してください。
※小説家になろう様でも別名義で掲載しています。
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2021年02月24日 18時28分
2021年02月01日 19時01分
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