「魔王様…………世界の平和のために死んでください」

 魔族だけ突出している権力のバランスを調整させるために全種族の承認により、魔王は仕方なく自ら自分の命を絶つ。
 そして、世界は安堵した。あの最強の魔王がいなくなったことに。

 しかし、魔王だぞ? あの最恐の魔王だぞ?

 二千年後の世界に転生した魔王は今度こそ平和な世界を作ろうとする。
 しかし、その転生後の世界は平和だったのだ。
 魔王にとっては。そう。魔王にとっては。

「うわぁ…………害虫駆除はしっかりしてくれよ」
「「「……………………それモンスターです」」」

 これは、魔王が送る転生のスローライフ? いいえ。違います。

「ほんとにこの世界は平和になったな。戦争の劇なんかするなんて俺らの時代は本物だったぞ?」
「「「…………それ、演技じゃなくて本物の戦争です」」」

 これは、転生魔王が送る、無自覚無双ファンタジーである。

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ジャンル

ファンタジー

作家

柊彼方

キーワード
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40

文字数

16,437

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最終更新日

2021年03月23日 19時47分

掲載日

2021年03月16日 20時07分

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