美人ではあるものの、その残念過ぎる性格なために男子にはまったくモテないのだが、それとは逆に自らはまったくそのような気がないにも関わらず、なぜか女子にはモテモテな小野寺麻里奈。
その麻里奈が、親友でありもうひとりの主人公である地味顔のメガネ少女立花博子とともに高校入学と同時に「創作料理研究会」なる怪しげな組織をつくりあげる。
クラブ活動要件である残り三人として学校一のモテモテ女子高校生ではあるが、実は本物の麻里奈ラブである百合系美少女とボーイッシュな現代の錬金術師と何の取柄もない幼馴染を、そして顧問として童顔の守銭奴女性教師を加え即活動を開始するのだが、麻里奈の残念な性格をそのまま反映した創作料理研究会は、行動するたびに関係各所に迷惑をかける。
だが、一番の被害者となるのが、この物語の裏主人公ともいえる、顔はいいがその中身は小心者で猜疑心の強く人間としての器の小さい、こちらもかなり残念な創作料理研究会唯一の男子高校生で、麻里奈に入部すれば全校男子のアイドルで正真正銘の美少女松本まみとデートができるだけでなく女子に囲まれたハーレムのような部活が約束されると騙された麻里奈の幼なじみの橘恭平である。
そんなある日、偶然出席した会議で重要情報を入手した麻里奈は、部員たちにある提案をおこなう。
それは文化祭に参加する。実はこの学校の文化祭は活動資金をすべて自らが支出する同好会から部費がもらえる部になるための昇格戦という意味合いもあったのだ。俄然やる気になる部員だち。だが、創作料理研究会にはある問題があった。非常に重要で深刻な問題が。
これは、普通の世界が舞台の、たとえるなら最下層の冒険者レベルのヘタレからチート持ちの最強魔法使いのような人物まで能力はバラバラだが平均すれば少しだけ普通ではない人たちによる、異世界で展開されるようなかなり普通ではない「甘くない青春を体現するようなヘタレ勇者は毎日、部室で邪神たちに『ご褒美』と称するお仕置きをされる」という被害者ひとりを除けばまずまずハッピーエンド的なお話。
そして彼女たちのほのぼの日常が面白おかしく展開される表の話の一方で、謎の組織が蠢く明るい学園生活とは無縁のダークな裏話も始まる。


文字数

278,613

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最終更新日

2019年10月17日 20時33分

掲載日

2018年10月16日 11時50分

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