世はIT時代。街を歩いても、家にいても、都会から遠く離れた村でさえも機械が何らかの仕事をしている時代である。

 そんな時代だが、さすがに政治は人の手でやる。まだ、機械に対する絶大な信頼がないためである。どこの国を見渡しても、機械が補佐を、人が事業を主導としてやるようになっていた。

 さて、場所をこの物語の舞台へと移そう。

 人口、一億二千万。世界第三位の経済成長率を誇る国、日本。二つの星杯を持つこの国では、ある危機を抱えていた。

 北朝鮮による加速する核実験、韓国との関係悪化、アメリカの自由貿易協定の脱退etcetc.

 いや、訂正をしよう。

 イギリスのEU離脱など、今や全世界を巻き込んで大きく変化しようとしている。

 古今東西、変化に対応できないものは滅び、対応できるものは生き残る、それがこの地球という星である。

 さてさて、再び舞台を日本へと戻そう。日本は危機である。未来への危機を抱えているのである。変化に対応するためには変化を起こさねばならない。その変化こそが政治の変化である。平成時代の内閣制度に加え、新たに内閣総理大臣補佐という形で助言者がつくようになった。戦局を有利に導く、世界最強の|助言者《ゲーマー》が。

 その助言者の年齢は6歳だ。6歳である。6歳にしながら、3か国語を操り、IQは測定不能。幾度も出場した世界大会ではすべて優勝。6歳の少年が政治の一端を担っている。公になればデモ確実である。なので助言者という立ち位置はあくまでも伝説上。伝説の中での話である。

 そしてその伝説は突然、消え去ることになった。

 終身刑にされたからである。

 世界で絶対的な権力を持ち、政治を左右する世界12貴族の一対のお抱えゲーマーを完膚なきまでに倒してしまったため、理由をこじつけられて終身刑になった世界最強のゲーマー、|土門玠《どもんかい》。

 これは、そんな彼がゲームにおいて学園を征服する、そんな物語である。

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江月祐畝

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最終更新日

2021年04月18日 07時11分

掲載日

2021年04月10日 12時10分

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