歌川 詩季
作品投稿開始日2021年10月31日 12時29分文芸 / エッセイ・ノンフィクション / その他 / ファンタジー / 恋愛 / ホラー
559
593,285
938
2023年09月27日 17時12分
2021年10月31日 12時29分
この作家の更新小説
-
糸引きし豆々の慟哭 歌川 詩季
才女の姉は、やり手の料理上手。 天然の弟は、いさみ足のおとぼけ屋。 仕事で留守がちの両親は置いといて、姉弟のふたり暮らしは送られる。 いつもの朝食。 だが、弟にはひとつのことを為す決意があった!?
-
参考にしちゃいけないダイエット(でも成功) 歌川 詩季
60kgの壁が破れない、怠け者の著者が。 その壁を蹴破って、自己未踏の50kg代の銀河を駆け巡る、スペース・オペラ巨編! …嘘です。 成果はあがったものの。参考にならない。参考にしちゃいけないダイエット。...
-
幸運のトランプ 歌川 詩季
姉が興じるトランプ占い。 だが、そこで使われているのは、ただのトランプではなかった⁈
-
生き血をすすり 屍肉を喰らい 歌川 詩季
バイトの募集に申し込んだ弟と、それを心配する姉。 資本主義社会が、ふたりのしあわせをおびやかす⁈
-
阿呆の浅知恵 野球論 歌川 詩季
非プレイヤーによる、浅知恵野球論。 実際のマウンドや、バッター・ボックスを知らねぇなと、笑いとばしてやってください。
-
七色の涼 歌川 詩季
例年どおりの夏の暑さに、苛まれる弟。 姉は、彼を救うことができるのか⁈ 姉弟シリーズ第4弾!
-
ソフトクリーム 歌川 詩季
小学生風の詩です。 はしやすめにいかがですか?
-
お風呂 歌川 詩季
小学生風の詩第2段です。 はしやすめにいかがですか?
-
グレープフルーツ 歌川 詩季
ブドウのように、ふさで実るからグレープフルーツ。 オレンジとは、またちがった趣きがあります。
-
底 歌川 詩季
底を知ればこそ、拓ける想いもある。「枯れ」詩です。
-
太陽と雨と僕の優しさ 歌川 詩季
優しさにも、いろいろなカタチがあります。 僕にできるのは、どんな優しさでしょうか?
-
ヒゲよさらば 歌川 詩季
ヒゲロマンはありますか? 女とヒゲを愛した男の、選択と愛の詩。
-
胸を穿つのは君への愛か 歌川 詩季
強い想い。 貫くは、遮る壁か?おのれの胸か?
-
哲考所 歌川 詩季
哲学っていうと、なんか小難しいかんじしますよね? でも、ここで考えるテーマは。抽象的、概念的なものに限らず、日常にありふれたものも扱っていきます。 いや、こんなの学問か?っていう、くだらない考察...
-
CARAVAN 歌川 詩季
西と東を繋ぐ砂漠。 定まらぬことが日常のキャラバンは、旅の中に生を紡ぐ。
-
月を待つ 歌川 詩季
内なる獣を飼い馴らし、飼い殺す。 僕らは、今宵も月を待つ。
-
ヒマワリ 歌川 詩季
君が花を咲かせるための、大地になれたら。 陽の目を浴びて、生きることの叶わぬ僕だけど。
-
潰されし米々の消息 歌川 詩季
世界には、対立しつつも共存を強いられる概念が多々あり、これも、そのひとつである。 全と個。 それはさておき、きょうのおやつはお餅にしよう。
-
ピザまん 歌川 詩季
冬の風物詩である中華まん。 そのセンターをはるのは、常に肉まんだが。 いわゆる飛車角。カレーまんと双璧をなすその存在を忘れてはなるまい。 帰りに、コンビニへ買いに寄ろうかな。
-
カメムシ 歌川 詩季
カナブンと並んで、屋内遭遇率の高いカメムシ。 だが、その末路はむごたらしく。
-
空はまだ遠い 歌川 詩季
壁は、世界と僕を隔てるのみにあらず。 壁も、僕も、世界の一部だときづいたとき。 空は、ときに蒼く、朱く、昏く。 だけど、いつも高く、遠かった。
-
そらのうた 歌川 詩季
ひとは空に憧れ、空に囚われてしまう生き物なのかもしれません。 その想いに翼があったなら、はばたいてゆけるのに。
-
CLOUDY SKY 歌川 詩季
晴天もあれば、雨天もある。 毎日が晴れとはいかないさ。 それでも、曇り空は好きになれない。 ぼくの空に広がる曇り空。 ぼくの心に広がる曇り空。
-
王子と指環 歌川 詩季
ひとりのうつくしいお姫さま。 さんにんの王子。 あくまがそこにあらわれたとき。 むすばれぬ恋は、かなしい恋へと、かたちをかえる。
-
アメンボ 歌川 詩季
水面を、すべるように泳ぐアメンボ。 あしもとにひろがる水面の下、めったに潜らない水中に。彼らはいったい、何を思うのか?
-
文豪マーチ 歌川 詩季
ペンをとってみると。 文豪気分になっちゃうことは、ありませんか? 本物の文豪さまではなく、なんちゃって文豪くんへの愛と。我が身への自戒です。 害意のある皮肉ではないので、あしからず。
-
嘲笑 歌川 詩季
笑いかたが、その人をあらわすなら。 僕のひきつった笑いかたこそ、僕自身をあらわしている。 いまさら、あんな笑顔は浮かべられない。
-
エーテル 歌川 詩季
宇宙を満たす、光の媒質エーテル。 架空の存在と言われますが。 けっして伝わらないこの想いも。 もしエーテルさえ存在すれば…あるいは。
-
トノサマバッタ 歌川 詩季
バッタのなかでも、貫禄じゅうぶんのトノサマバッタ。 だが、その権威には疑問があり?
-
chair 歌川 詩季
直立二足歩行に、進化した人類。 でもかえって、ころびやすくなってません?
-
オムライス 歌川 詩季
みんな大好き、オムライス! いや、好きじゃないひとも、いるとは思いますが。 うす焼き玉子に包まれた、ケチャップライスには。 人知れぬ、理由があった?
-
メロンパン 歌川 詩季
表面と本体。 2種類の生地を、はりあわせて焼かれたメロンパン。 彼は、パン界のメロンなのか?
-
シャンデリア 歌川 詩季
存在じたいが高級感を醸し出す、シャンデリア。 僕らは裸電球だけど、輝きは負けやしない。
-
クロワッサン 歌川 詩季
層状の生地がおいしい、クロワッサン。 三日月の名をもつ、そのパンに。 人々は、魅了される。
-
重金属 歌川 詩季
燃え尽きることを知らない、戦火。 戦士として。それ以上に、人間として。 僕らは、その生を問われる。
-
TRICK STAR 歌川 詩季
不敵なあいつは、トリック・スター。 ムービー・スターでも。 ロック・スターでも。 ポルノ・スターでもなく。
-
REVENGER 〜隻眼の復讐鬼〜 歌川 詩季
過去に縛られるがゆえ、ではなく。 未来に進むために。 復讐鬼は、その標的を追う。
-
あんパン 歌川 詩季
あんパンにも、いろいろあります。 種類によって、好き嫌いはあるかもしれませんが。 それは、人間側のつごう。 天はあんパンの上に、あんパンをつくらず。 あんパンの下に、あんパンをつくらず。
-
ジャムパン 歌川 詩季
私たちと、ジャムパンには共通点があります。 それは、内側にたたえているこの赤色。 ほんとに、そうでしょうか?
-
All I Want 歌川 詩季
欲望を失くした魂は亡霊だが。 欲望に囚われた魂は亡者だ。 死人のように生きれば、その代償を求められることもなかろう。
-
as a piece of … 歌川 詩季
ちっぽけな個は、全にのみこまれるのが必定か。 個がつくる全が、個を殺すのなら。 個がどうあるべきかを、問う。
-
愛すべきMy Life 歌川 詩季
人生を語れるほど、達観していないからこそ。 ぼやくことができる人生観もある。 てんで、たいした生き様じゃあないけれど。
-
ドリーマー 歌川 詩季
夢。 夢追い人にとって、それは。 美酒であり。 毒酒でもあり。 だが、幻ではなく。 痛いほどの、現実。
-
さぁ はじめよう 歌川 詩季
機会は、足元にころがっていた。 拾いあげて、かかえこんだら、そのまま歩き出せばいい。 さぁ、はじめよう。
-
疲れちゃいないかい 歌川 詩季
弱音なら、口にするのもはばかられる。 認めずに、前に進むことが強さだと信じてきたから。 だけど、本当は。 こんなふうに、誰かに声をかけてほしいのかもしれない。
-
愛していいんだぜ 歌川 詩季
他人を愛するのは、難しいけれど。 自分と、まわりの世界をきちんと愛するのも、簡単なものではない。 もう一度。 自分とむきあって。 まわりを見回して。
-
退屈しのぎでいい 歌川 詩季
脅迫観念にも似た、勤勉さのおしつけ。 その献身や努力には、敬意を表するが。 退屈を楽しむくらいの、余裕が欲しいもの。
-
掛け値なしの 歌川 詩季
なけなしの勇気を出して、意中の女性を誘い出した週末。 けれど、不器用な僕に。上々なデートなど、期待できるはずもなく。
-
ある種 出来レース 歌川 詩季
巨大な社会には、巨大な構造。 そこに仕組まれている、出来レース的なカラクリを知りながらも。 止まりたくないなら、走り続けるしかないだろ?
-
痩せても枯れても 歌川 詩季
カッコよくも、カッコつけても生きられないけれど。 それでも、せめて自負して生きるのが。 それこそが、ロックンローラーの生き様。
-
Don't hang yourself with a tie 歌川 詩季
昨日の憂鬱を、引きずったまま。 今日の虚無と、つらをつきあわせて。 明日の充足を、信じられずにいる。 それでもあがくのが、生きるということなのだろう。
-
鳥籠は自作自演 歌川 詩季
自由であることが、不自由になれば。 不自由になるための、自由が欲しくなる。 鳥籠を自ら、用意してまで。
-
ロゼ 歌川 詩季
美酒とは、飲まれる液体の在り方では無く。 飲む人間の、魂の在り方なのかもしれない。
-
WASTE YOUR YOUTH 歌川 詩季
若さは財産ですが、いつかはそれを手放さねばなりません。 だったら、それを対価に。何を得たのかが、肝心なのではないでしょうか。
-
境界線のむこう 歌川 詩季
現状を変えるには、乗り越えなければならない境界線。 痛みを覚悟して、踏み出す勇気が持てたなら。 あなたのその勇気を、私は讃えたい。
-
NO GAIN,NO PAIN 歌川 詩季
喜怒哀楽に満ちた人生を、すべてのひとが望むわけじゃない。 退屈な平穏を、願う声もあろう。 得るものなければ、痛みもなし。
-
がむしゃら天国 歌川 詩季
頭でっかちに、なりがちではありませんか? 後先も考えない、がむしゃらさを笑いますか?
-
サンセット ダウン 歌川 詩季
夜更けを待たずに、夕暮れとともに終わる一日もある。 夜明けを待って、日の出とともに始まる一日もある。 今日と明日のはざまには、勇気を持てなかった悔いが。 いくつも刺さっていた。
-
索引の女王 歌川 詩季
詩の索引です。 収録されている詩集も記載されております。 興味があるタイトルがあるなら、お読みくだされば嬉しいです。「詩の索引」だと味気ないので、韻を踏んでみました。 索引クイーン(笑)※ 投稿日...
-
柑橘太陽 歌川 詩季
夕焼けには、その身を紅く染める太陽。 夜型の僕は。熟していく柑橘類を、その赤さに重ねてみた。
-
靴紐 歌川 詩季
履いた靴には、ちょうちょ結びの靴紐が。 ほどけかかったその紐を、結び直す指を止めて。 いっそ、裸足になりたい日もあるんじゃないのか?
-
月夜はなんだか 歌川 詩季
単調な毎日に、疲れた身と心。 ひきずったまま帰る家路に、ふと見上げた空。 月が、昨日とは少しだけ違う顔を見せていた。
-
赤い靴 歌川 詩季
都会に憧れた彼女は、故郷の町を捨て去った。 夢見ていた都会で。 赤い靴をはかされ、踊らされる、その末路は?
-
NOSTALGIAに別れを告げて 歌川 詩季
愛しくも、古めかしい郷愁。 その中に生き、その中に死ねるなら。 もしかすると、幸せなことかもしれない。 だが、僕らはそれを選ばない。
-
孤高 歌川 詩季
愛し抜くなら、孤独を孤高としてまとえよう。 だが、その覚悟はできているか?
-
旅人 歌川 詩季
冒険を夢見ても、日々、誰かの手で世界は解き明かされていく。 だとしたって。 残された辺境を求めるのを、やめることはできない。 それが旅人だから。
-
食パン 歌川 詩季
食パンの耳は好きですか? サンドウィッチをつくるとき、耳を切り落としているなら。 彼らにとって、あなたは恐ろしい存在かもしれません。
-
どこ吹く風 歌川 詩季
生きていくからには。 つきまとうのが、煩わしいあれやこれ。 避けて通れぬと、受け容れていやしないかい?
-
大根 歌川 詩季
食卓で、大活躍の大根。「大根役者」なんて称号は、似合わない?!
-
寝待ち月 歌川 詩季
足りないものを、嘆いても。 間に合わないものを、せかしても。 なにも解決しないなら、月でも寝て待つとしよう。
-
ROCK'N'ROLL WINGS 歌川 詩季
翼を欲しがるひとは、大勢いるだろう。 だが、僕は小綺麗な翼が欲しいわけじゃない。 夢や理想ではなく。 生き様をまるごと束ねあげたような、いびつな翼。 さぁ、はばたく刻だ。
-
エビフライ 歌川 詩季
ぱっと見。 尻尾以外は、原型をとどめていないエビフライ。 これは、生エビがエビフライへと再誕を果たすまでの物語である。
-
ROCK'N'ROLL LIGHTNING 歌川 詩季
身体を縦に貫くような、電流が走る。 その出逢いは救いか?それとも呪いなのか? ロックンロールの雷撃にうたれて、生きかたを狂わされてしまったやつらもいる。
-
ジャガイモ 歌川 詩季
油断すると、芽が出てきてしまうじゃがいも。 だが、そのしぶとさはある意味うらやましくもあり?
-
不作法のレジスタンス 歌川 詩季
抗うことをやめ、屈することに慣れてゆく。 そんな生きかたができないなら、不作法と罵られても気に病むな。
-
とろろ昆布 歌川 詩季
お味噌汁は、美味しいけれど。 ときには、あっさりしたお吸い物も。 具材はどうしようか? ええと…とろろ昆布!
-
とび箱 歌川 詩季
箱らしくない箱。 収納するためではなく、跳躍するためにつくられた箱。 とび箱は、箱らしくない自分に悩みを抱えていた。
-
おれ無しの世界 歌川 詩季
いつからか、わかっていた。 世界は、自分を必要としていないと。 だからといって、こちらから消えてやるつもりもないけれど。
-
ROCK'N'ROLL GENERATION 歌川 詩季
時代や世代より、個人が問題だと言う。 だが、個人の立ち位置もまた、時代や世代の中に見出されるもの。 時代や世代の中に、立ち位置が見つからなかったとしても。それこそ、個人の問題かもしれないが。
-
翼はあげない 歌川 詩季
あなたが手にする自由は。 何者かになる自由? どこかへ飛び立つ自由? すべきことをみつける自由? もし、それが私から解き放たれる自由ならば。 あなたに翼はあげない。 あなたに翼はいらない。
-
さよならは春より早く 歌川 詩季
季節の変わり目は、別れを感じさせますが。 それを待てない、足早な別れもあります。 春の訪れを待てないさよならは、冬の寒さとともに心を蝕みます。
-
はねやすめ 歌川 詩季
飛びまわる平日に疲れたら。 日曜日は、はねやすめしませんか?
-
終わりから数えるなら 歌川 詩季
初めから数えれば、まだ序の口でも。 終わりから数えれば、すでにカウント・ダウンが進んでいる。 だが、真に愚かなのは。 終わりが来るのを知らずに、時を過ごすことではなく。 終わりを恐れて、時をおろ...
-
痴れ者 歌川 詩季
あたりまえじゃなものを、あたりまえのように享受する。 その礎を知らずに、恩恵だけにありつく。 痴れ者を戒めよ。
-
あふれる夢 希望 歌川 詩季
その前途に、困難をさがす者には。 廃墟と。瓦礫と。残響と。 その前途に、光明を見出す者には。 夢と。希望と。それでもやはり、困難と。
-
世界は青い 歌川 詩季
しがらみの多い毎日を生きるには。 もっと、あっけらかんとした、豪胆さが足りない。 閉ざしているのは、自分。 開いてみれば、世界。 そこは思ったより、青い。
-
数か質かを問う 歌川 詩季
質を求めて、数を捨てるか? 数を求めて、質を落とすか? どちらを選ぼうと。望んだ成果が得られなければ、正解とは呼べまい。
-
ぼくのさよなら 歌川 詩季
どんな想いで告げようとも。 どんな事情があろうとも。 告げられた側からすれば。 さよならは、告げた人間の身勝手だ。 覚悟もないなら、最初から関わらなければいいのに。 それでも、ひとはさよならを告...
-
ポーカーフェイスのメッセンジャー 歌川 詩季
かかえこんだ手紙の内容にかかわらず。 ポーカーフェイスの白封筒。 彼こそ、プロフェッショナルのメッセンジャー。
-
虹 歌川 詩季
望まない雨だろうが。 待ち焦がれた雨だろうが。 やんだあとには虹をさがしてしまう。 そんな生きかたでいい。 見上げたひとの心の数だけ、虹は違った色で架かる。
-
トンボ 歌川 詩季
もちろん、メガネをかけているわけではないが。 なぜかトンボは、メガネキャラ。 色彩や形状も、さまざまなのに。 そちらのイメージばかりが先行してしまうのが、彼らの抱えた悩みだったり?
-
トラブルメイカー 歌川 詩季
退屈に沈むより、猥雑に溺れたい。 はた迷惑な、おれはトラブルメイカー。
-
雨傘 歌川 詩季
雨天を呼ぶ雨男、雨女に対して。 雨天になってはじめて、その出番をむかえる雨傘。 お天道様の下に開くことのない、彼らの悲哀に耳を傾けたことがありますか?
-
ノースリーブ 歌川 詩季
袖すりあうも多生の縁。 あなたの袖には、充分な長さがありますか?
-
あなたにとって 歌川 詩季
わたしにとって、大好きなあなた。 でも、逆は真ならぬときもある。 それは、ひとが「片想い」と呼ぶものであろうか?
-
愚者のことわざ・格言辞典 歌川 詩季
ことわざや格言は好きですか? 動物が出てきて、なんだか可愛らしいもの。 読めない漢字があったり、なんだか小難しいもの。 そんな、さまざまなことわざ・格言をいじって。 できあがった、パロディことわ...
-
未熟者の創作考察ノート 歌川 詩季
物語を描きたいけど、思いつくままに描いてたらぐだぐだに! これは、もっと勉強せねば! マンガや小説を読んで。ドラマや映画を鑑て。 考察・構築したものの覚え書きです。 実力も実績もない人間が、他人...
-
きみの話をきかせてよ 歌川 詩季
仕事に追われ、食事も睡眠も。生活のタイミングが、ずれてしまうふたり。 さきに眠ってしまった恋人に、いちばんに望むことは… 話をきかせてよ。
-
そんなんじゃつまんないよ 歌川 詩季
いいひと。いいやつ。 心地よい評価を受けるためには、自分を抑えつけなくちゃならない。 そんなんじゃつまんないよ?
-
GAME MUST GO ON,SHOW MUST GO ON 歌川 詩季
じたばたするのを諦めて。 観念するのは結構だが、果たして、それに見合うだけの力を尽くしたのか? 終わるまでは、続いてく生涯。 消えるまでは、燃える生命。 幕引きがまだなら、やれることはあるはずだ。
-
好きなんて まだ言ってないよ 歌川 詩季
好きなのは、きっとばれてる。 そもそも、私は隠すつもりなんてあるのかな? だけど、まだ言ってないよ。 きみを、好きだなんて。
-
VOCABULARY 歌川 詩季
表現・伝達に必要な語彙力。 いや、ほんとに必要な語彙力を手に入れているのか? 量の寡多ではなく、質の善し悪し。 手に入れるべき、必要な語彙力とは?
-
終わり悪けりゃ総て台無し 歌川 詩季
終わり良ければすべて良し。 では、終わりが悪ければ、それまでの過程は台無しでしょうか?…あぁ、そうかもしれませんね。
-
a few good men 歌川 詩季
世間は、悪人で溢れているのかもしれないが。 それでも、僅かでも善人はいる。 そう信じるしか、あるまい。
-
げに美しきは悪の華 歌川 詩季
悪ければ、悪いほど…ではない。 赤く、大輪の華を咲かせるには、その在り方が問われる。 咲き誇れ、悪の華。
-
こたえを紡ぐ唇 歌川 詩季
あなたの唇に、抱えた問いのこたえを求めてしまう。 言葉で紡ぐより、くちづけで刻んで欲しい。
-
虚ろなるエルドラド 歌川 詩季
崇高な理想で、築きあげようと。 粗野な欲望で、築きあげようと。 其処は我らにとっての黄金郷。 虚ろで、脆く、帯びていた微熱を失いつつあっても。
-
いたってシンプル 歌川 詩季
狭い世間に、詰め込まれた事情。 広い世界に、はりめぐらされた因果。 身動きとれなくなってはいるものの。 その奥にある核心。その内にある本質。 そいつは、いたってシンプルなものだったりしないか?
-
招かれざる者 来るべからず 歌川 詩季
招かれざる客は、歓迎されない。 そもそも、招待されてもいないのに押しかけて。 そいつは、客と呼べるのか? だったら、こう言おう。 招かれざる者 来るべからず。
-
ROCK'N'ROLL FUTURE 歌川 詩季
「未だ来ず」と書いて「未来」。 薔薇色なのか、灰色なのかは知るよしもないが。 先人のたちの礎のうえで、おれたちは夜明けを待ちながら踊り続けている。
-
ROCK'N'ROLL FREAKS 歌川 詩季
誰もが歪さを、どこかに抱えている。 他人の見た目を悪く言うより、おのれの内に向き合ってみるがいい。 だが、その歪さを愛せたとき、真におのれを愛せるのだ。
-
ROCK'N'ROLL PRISONER 歌川 詩季
誰もが欲望の囚人なら。 違うのは、鉄格子の幅の大きさだけか。 すり抜けるも、挟まって身動きがとれなくなるも。 そんなのは、自分しだいだとでも言うのか。
-
無形 歌川 詩季
形の無いものに形を。 色の無いものに色を。 名前の無いものに名前を。 意味の無いものに意味を。 それを求めるのを、愚かさと笑うよりも。 それが失せても、残るものを見据えろ。
-
言葉まで奪う想い 歌川 詩季
大切な人でも。 向き合う勇気が持てず、背中で語り合ってしまうこともあるだろう。 だが、想いは言葉よりも雄弁。 言葉にするのを、怠るのではなく。 言葉だけに、頼りきるのをやめれば。 言葉を越えて、...
-
風車 歌川 詩季
風に吹かれるまま、回り続ける風車。 気楽な生きかたと、うらやむのもいいが。 彼らも。自分たちには吹かなかった風を、うらめしく思っているのかもしれない。
-
Nice to meet you 歌川 詩季
どんな時代でも、新星は颯爽と現れる。 星もまばらな闇なら、その光はひときわ目立つが。 星に埋め尽くされた空なら、その中に埋もれてしまう。 彼らは、いずれの道をたどるのだろうか?
-
腐食 歌川 詩季
切り落としても。抉り取っても。 腐食はすでに、奥まで蝕んでいる。 どうにかできるだなんて、まだ思ってやしないだろうな?
-
唾棄 歌川 詩季
誰かに唾を、吐きかけてやりたくなる毎日。 誰かに唾を、吐きかけられても仕方ない毎日。 それをこらえて。 道端に、吐き棄てるやつもいれば。 違うやり方を、みつけるやつもいる。 僕は、べつに好きで、...
-
揮発 歌川 詩季
煮え滾ることもなく、いつのまにか干上がった湖。 そんな渇きかたで、その生を終えることに悔いはないのか?
-
FORGET-ME-NOT 歌川 詩季
花を咲かせるは、季節と想い。 花を散らせるも、季節と忘却。 名もない花より哀しいのは、名を忘れられた花。
-
Rock’n’Roll Boogie-Woogie 歌川 詩季
酒と ロックと 男と 女と。 それで、事足りる夜がある。
-
マグマロック 歌川 詩季
冷めた態度や、皮肉った姿勢。 ぐずぐずする躊躇や、びくびくする臆病。 ぜんぶ、燃やしてしまうような炎が。 ぜんぶ、ぶっとばしてしまうような爆発が。 このハートにはある。 僕の心はマグマロック。
-
ROCK'N'ROLL VOYAGE 歌川 詩季
大海は、陸地を囲み、行く手を阻む壁であり。 同時に、他の陸地とをつなぐ、道でもある。 帆を張れ。 新しい世界を、知りたいならば。
-
ROCK'N'ROLL PARTY 歌川 詩季
ショーもパレードも続いていくように、パーティも終わらない。 足を踏み入れる、勇気だか、洒落っ気さえあれば。 招待状なら、誰にでも届いているはずだから。
-
春風 秋風 歌川 詩季
冬と夏をつなぐ、秋と春に吹く風。 移ろえる季節の橋渡しでしかなくとも、告げる季節の往来に。 耳を傾け、肌をそばだてる。
-
PALE 歌川 詩季
手触りと血色を無くしていく、蒼白い日々に。 選んだのは、物語を閉じ、可能性を塞ぐこと。
-
FLY HIGH! 歌川 詩季
地上に縛られながらも。そこはまた、愛しき世界。 それでも、高い空に焦がれてしまうのは人の性か。
-
ROCK'N'ROLL ORGEL 歌川 詩季
オルゴールの蓋をあければ。 音楽が鳴り、人形が踊る。 おのれの内に、メロディとダンスがあるのなら。いつまでも、閉じ込めてはおけない。
-
平穏な日々 歌川 詩季
穏やかに生きることを、選びたくても。 争いの火種は、畑を選ばずに蒔かれている。 難しく考えなくてもいい。 平穏なんて。ありふれたやりかたで、手に入るはず。
-
SPECTACLE 歌川 詩季
人生という舞台は。その動静・起伏はあろうとも、死ぬまで続くのだ。 ならば喜劇も、悲劇も。 ひるむことなく、演じあげる千両役者たれ。
-
抱擁 歌川 詩季
傷つけ、血塗られた両腕を呪えど。 もし、それらを失ってしまえば。 もう二度と、君を擁きしめることが叶わなくなる。
-
PUNK ROCK 歌川 詩季
先細りで、閉塞した未来。 切り開くのは、握りしめたちっぽけな、鈍く光るナイフ。 その銘は、パンクロック。
-
No.3 歌川 詩季
第三の男。 第三勢力。 本命と対抗を揺るがすのは、いつもみっつめ。
-
Diver into troubles 歌川 詩季
平坦より、起伏を好むなら。 退屈より、混乱を愛すなら。 リスクとコストに、見合うだけの快楽を手に入れろ。 わざわざ、もめごとに首を突っ込む。この物好きめ。
-
without you 歌川 詩季
君なしでも、僕は、僕をやっていける。 だから、べつに、平気。 世界が、少し違って見えるなら、それは、きっと気のせい。
-
ルージュの獲物 歌川 詩季
夜を彷徨う、紅く塗られた唇。 標的を定め、狙いをつける銃口のよう。 撃ち抜かれたなら、それが今夜のルージュの獲物。
-
廃炉 歌川 詩季
かつては、炎を燃やし続けていた炉も。 いつかは、その役目を終える日が来る。 消えない炎など、ないのなら。 それを宿す器も、また。時間の流れに、飲まれて消えるのだ。
-
風と殻 歌川 詩季
窮屈な殻に包まれて生きることに、慣れてしまっていたきのうまで。 そのしがらみから、解き放たれたとき。 ひとが手に入れるのは、自由か?戸惑いか?
-
With Love 歌川 詩季
愛憎は、紙一重か、もしくは表裏一体か。 その両者を、ひっくるめることができるなら。 それは「憎」ではなく「愛」のほうのはず。 だから、口ずさもう。 愛をこめて。
-
砂時計 歌川 詩季
時間をはかるために、ひっくり返される砂時計。 その仕事は、あんまり楽じゃないようで?
-
ROCK'N'ROLL BITES 歌川 詩季
噛み痕を残したいなら。 きれいな歯並びより、いびつなくらいがいい。 永く残る、あんたの歯型をつけてやってくれ。
-
DEADEND GAME 歌川 詩季
まっさらから始まるゲームもあれば。 手詰まりから始まるゲームもある。 求められるは、最良の悪あがきか。
-
WISEMAN 歌川 詩季
賢い物言いは、賢い人に任せておけばいい。 冴えた考えがあるなら、けちけちせずにとっとと話してくれ。
-
FATE & DESTINY 歌川 詩季
内なる宿命と。 外なる運命。 内外からの板挟みで、人の生は、ときに望まぬほうへ押し流される。 いや、あるいは、ありふれたことなのかも。
-
欠けた月 歌川 詩季
まぁるく、満ちた月も、やがて欠ける。 だが、欠けた月もまた。もう一度、満ちようとしている。
-
知らんぷり 歌川 詩季
淡い期待。 握りしめた確信。 待ちぼうけなら、耐えがたいけど。、きっと、もうすぐだって、ちゃんと信じられる。 だから、それまでは知らんぷりしておくわ。
-
today 歌川 詩季
昨日を積み重ねて、つくられた今日。 明日へとつながる、礎たる今日。 たしかにそうかも、しれないが。 忘れてはならないのが。 常に、目の前にあるのは、今日という、その一日。 それを目一杯、闘えない...
-
PROFUSION 歌川 詩季
この僕が、どんなにちっぽけでも。 とりまく世界は、こんなにも肥沃で豊穣だ。
-
雷光の闘者 歌川 詩季
空を覆い、たちこめる暗雲。 それを裂くのは、轟音と、閃光。 そして舞い降りる、雷光の闘者。
-
Shout at the civil 歌川 詩季
平凡に甘んじるのは、かまわないが。 平凡にあぐらをかくなら、一考の余地がある。 僕等に、誰か一喝を。
-
ROCK'N'ROLL FLAME 歌川 詩季
永遠より、刹那に燃える焔がある。 季節より、瞬間に咲く花がある。 咲き誇れ ROCK'N'ROLL FLAME。
-
ショートケーキのイチゴ 歌川 詩季
ショートケーキにちょこんとのった、赤い一粒。 ルビーのような、その果実の下に、なにが埋まっているのかを、我々は知っている。
-
ENEMY! 歌川 詩季
真に得難きは、友より好敵手とはいうものの。 やたらと敵視されるのは、疲れるものです。
-
ツクリモノノ 此ノ世界デ 歌川 詩季
手触りも、手応えも乏しい、つくりもののような世界で。 生身をかかえて、生きる僕らは。 なにを。どう求め。どう手に入れることができるのか?
-
そんなこんなで 歌川 詩季
波瀾万丈とは言わないまでも。それなりに、ごたごたのある毎日。 それが人生だと言うなら、それも悪くはあるまい。
-
こんなこともあろうかと 歌川 詩季
致命的な被害を避けるには、日頃の対策が必要。 そこにコストが、かかろうとも。 それを惜しんで、ことが起きてから後悔するのはよくあること。 都合良い、偶然が。 命を救ってくれるなどと、期待するんじ...
-
地底ロケット 歌川 詩季
宇宙だけが冒険の舞台じゃない! 地底への探索に、乗り出した僕らは。 地底に存在する王国と、その文明。 地底人と、地上には存在しない生物たちとの遭遇に。 瞳を輝かせ、心を躍らせる…かもしれない。
-
ある嵐の夜に 歌川 詩季
日照りにも負けずに、咲いていた赤い花。 やっと訪れた、めぐみの雨。 だが、その雨は激しい嵐をも連れてきた!
-
リンゴ 歌川 詩季
空の月と、赤いリンゴ。 両者には、違う点もあれば、意外な共通点もあり?
-
背中の疵 歌川 詩季
背中の傷は、必ずしも臆病者の証ではない。 わざわざ、無防備な背中を狙う奴らがいるのだ。
-
BIG 3 歌川 詩季
何者にでもなれる気がしてた、あの頃。 見据えるのは、空と、太陽と、雲だった。
-
濡れ衣 歌川 詩季
濡れ衣を被せられれば。 事情も、真相も知らぬ者たちが、わけ知り顔で糾弾を。
-
多脚多面の象 歌川 詩季
入り組んで、数多くの顔を見せる「事実」。 そこから、「真実」を読みとろうにも、それはあまりに断片的すぎて。
-
槍玉 歌川 詩季
尖った先端は、その行き先を求める。 そして、獲物を高く掲げて、誇らしげな顔をするのだ。
-
天から唾が 歌川 詩季
天から垂れた唾は。 おのれが、天へと吐いた唾か? 身におぼえのない、だれかの唾か?
-
呪詛 歌川 詩季
人を呪わば穴ふたつ。 ……いや、ふたつもいらぬ。
-
無辜と無垢 歌川 詩季
今回のことは、この身が犯した罪ではなくても。 この身が、まったく罪を犯していないわけではない。 ならば、このなりゆきも自業自得か。
-
泣き別れ 歌川 詩季
あっちと、こっちを、だきあわせ。 そっちと、どっちも、なきわかれ。
-
傷だらけ 歌川 詩季
傷を恥じるな。 弱者である証であっても。臆病者ではない証でもあるならば。
-
ROCK'N'ROLL CELEBRATION 歌川 詩季
血塗られた過去を、忘れてはならないが。 血塗られた過去に、囚われてもいけない。 古き時代を撃ち破るための祝砲と、新しい時代をむかえるための祝典。
-
遠近法 歌川 詩季
空間的距離は、心の距離ではないと、あなたは言う。 でも。距離が変わっても、おたがいの存在の大きさが、変わらないままだなんて。 そんなのを、信じられるとでも思う?
-
饒舌の葬送曲 歌川 詩季
饒舌は、雄弁とは程遠い。 語るに落ちる前に、その口を塞げ。
-
未熟者の創作考察ノート(作詩の取り組みかた編) 歌川 詩季
描きたいものはあるのに。描きたい気持ちはあるのに。なんか、詩が描けないなぁ、というときに! 描くテーマではなく、取り組みかたのほうを変えてみましょう。 細かな技術ではなく、こんなアプローチで取り...
-
未熟者の創作考察ノート(キャラクター編) 歌川 詩季
物語には、キャラが命だというのに! 魅力的なキャラをつくるって、難しいですね。 人間的魅力に乏しい私に、魅力的なキャラを描けるものか⁈ いやいや、諦めてはいけません。 とりあえず、キャラというもの...
-
清貧の心得 歌川 詩季
強欲と贅沢にまみれて、生きるのは楽しいか? だとても。 こっちまで、つきあってやることはできない。
-
忌々しい月め 歌川 詩季
見あげれば、まんまるの月。 ちょっとぐらい、欠けていれば、まだ可愛気があろうに。 あぁ、忌々しい。
-
飴か 鞭か 歌川 詩季
飴か、鞭かを自分で選べるなら。 常に鞭を選ぶ、そんな人間は、そう多くはあるまい。 いつか、飴がもらえるから。ひとは、鞭に耐えることができるのだ。
-
THE NAKED EARTH 歌川 詩季
空にくるまれている地球が、それを脱ぎ捨てて。剥き出しになりたくなったら……。
-
レモン 歌川 詩季
黄色くて、すっぱいレモン。 あの独特の形状には、秘密があって⁈
-
リンゴがまんなかの世界 歌川 詩季
リンゴが大地に落ちたとき。 そこに、万有引力が見出されたはいいが、今回は、ちょっと思わぬ形で⁈
-
Talk about other things 歌川 詩季
説教くさい、演説なんてどうだっていい。 もっと、話すべきことがあるだろう? たいした話題じゃなくたって、話したいことがあるだろう?
-
gone 歌川 詩季
べつに、孤独を好んで生きるわけじゃない。 べつに、手ぶらを選んで生きるわけでもない。 それでも、手もとにも、膝もとにも。 なにひとつ、残らないことだってある。 でも、それで終わりじゃない。 また...
-
声 歌川 詩季
終わりが、近いと感じれば。 交わす言葉にさえ、その前兆は、ありありと。 そのときがくるのは、もうさけられないのかもしれない。 でも、もう一度。 ちゃんと声を、聴かせてほしい。
-
からっぽにはならないよ 歌川 詩季
好きな気持ちで、いっぱいになったら。 そう簡単には、からっぽにならない。
-
SAMURAI 歌川 詩季
斬った張ったの世界に生きる侍が、おのれの生きる道を見出すなら。 それはどこへと、通じる道なのか?
-
WIZARD 歌川 詩季
もはや、前世紀の遺物のような、昔気質の魔法使い。 その魔法の輝きは、すでに錆びついてしまったのか?
-
DEPTH 歌川 詩季
眉間の皺と、悩みだけを深くして。浅いやつには、なるな。 ふところと、器を深くもて。
-
はぐれ者のバラッド 歌川 詩季
はぐれ者たちは、はぐれ者どうしの群れをつくる。 だが、そこはしょせん、はぐれ者たち。 長く、群れていることはできない。
-
消え失せろ 歌川 詩季
これ以上、そのつらを見るのには耐えられない。 とっとと、ここから、消え失せろ!
-
空 歌川 詩季
でっかい空のしたには、ちっぽけなぼくたち。 目が届き、手をのばせるのは、わずかな空でしかない。
-
みつめてるよ 歌川 詩季
伝えられない想い。 終わらせようにも、始めることすらできない。 でも、わたしにもできることがひとつ。 みつめてるよ。
-
タマネギとヒヤシンス 歌川 詩季
似た者どうしの、タマネギとヒヤシンス。 だが、タマネギには逃れられぬ、宿命が。 別れの刻は迫る。
-
TACTICS 歌川 詩季
必要なのは、攻めの戦術ではない。 守りの——生き残るための戦術である。
-
小市民の末路 歌川 詩季
おれなんか、しょせん、しがない小市民。 望めるものも、そう多くはない。 ならば、せめて——
-
自然体 歌川 詩季
変に、力を入れることなんてない。
-
ペットボトル 歌川 詩季
きみがぼくに、差し出してくれたペットボトル。 ぼくがきみに、おかえしにわたしたペットボトル。 詰まっている想いは、同じじゃないかもしれない。
-
RED 歌川 詩季
生きるに恥はつきもの。 だからと言って、恥じながら生きろとは言うまい。
-
人生 歌川 詩季
人生なんて、たいていは崇高なものでもない。 雑多のなかにころがって、それでもたまに、きらりと光るなら。 そんなのが、おれかおまえの人生なら、悪くもないよ。
-
エッセイ軌道から地表へ 歌川 詩季
ジャンルもなく、理念もなく。 気まぐれに投下される、たわごとです。
-
春よ 歌川 詩季
長い冬がおわり、やっと訪れた春。 夏よ、まだお呼びじゃないぜ。 もう少し、この季節を楽しませてくれないか。
-
天を衝く 歌川 詩季
未来も、かなたも知ったこっちゃない。 とりあえずは、この頭上に広がる天から、ぶっちめるか。
-
猫 歌川 詩季
大好きなきみに。 音もたてないで、そっと近づく。 爪もたてないで、ぎゅっと抱きたい。 まだ、叶わないわたしは、猫。
-
微話 歌川 詩季
「びばなし」 小話よりも、たあいなく、くだらない。 ほんのちょっとした、小ネタです。 使いみちのない野菜の切れはしで、スープをつくったかんじ。
-
囚人 歌川 詩季
牢獄に閉じこめられようとも、娑婆に解き放たれようとも。 限られた自由を楽しむのか、おおらかな不自由に苦しむのかは、そいつしだい。
-
首から下 首から上 歌川 詩季
どんなに優しく振る舞っても、首から上の下卑た表情が、その裏の打算を語る。 どんなに乱暴に振る舞っても、首から上の寂しそうな表情が、その裏の弱さを晒す。 上と下。 両方は、いらない。
-
ROCK'N'ROLL SKY 歌川 詩季
ぐだぐだ言ってないで、さっさと飛び発とうぜ、 おれたちのめざす空は、ROCK'N'ROLL SKY。
-
蛇遣い 歌川 詩季
藪をつついて、蛇を出す。 あいつは、厄介な蛇遣い。
-
窓硝子の蛾 歌川 詩季
窓硝子に蛾がとまっている。 それを見るあなたは、窓硝子のどちら側?
-
30秒後のあたしと 半日後のあたし 歌川 詩季
なんかもう、ぜんぶいやだ。 がしゃぁぁんって、しちゃいたい。
-
のぼり坂とむかい風 歌川 詩季
のぼり坂と、むかい風に文句を言うが。 そいつは、とんだ身勝手だ。
-
渋柿と甘柿 歌川 詩季
渋柿も、甘柿も。 渋みの成分は、持っています。 食べる我々が、感じるか、感じないかだけ。
-
ざんねんだけど ておくれだ 歌川 詩季
ざんねんだけど、ておくれだった。
-
鉄棒 歌川 詩季
あなたが、さかあがりをしようと、にぎりしめた棒。「それ」こそが鉄棒、なのでしょうか?
-
ひも感情論 歌川 詩季
ひもが、ほつれていたのをみつけた。 せっかく、みつけたひもだったのに。
-
カップ麺の内側のライン 歌川 詩季
カップ麺に、お湯をいれるとき。 ぴったりいれますか? 多めにいれますか? 少なめにいれますか?
-
一寸さきは闇 一寸のちも闇 歌川 詩季
一寸先は闇。 だが、悲観することはない。 一寸、先へと歩めば。 そこはもう闇ではないのだから。
-
ちゃんと不自由になれ 歌川 詩季
どうせ、自由になんてなれないなら。 ちゃんと、不自由になろう!
-
ふくれあがった世界 歌川 詩季
あたしは、おおきくなっているはずなのに。 ちっぽけになっている、気さえするのは。 きっと、世界がふくれあがっているからだ。
-
あたしの失恋文庫 歌川 詩季
恋に破れた少女が、自分に問いかける。 あたしは、ちゃんと失恋できたのだろうか? 散らかった部屋で。読みかけの文庫本と、自分の恋とを重ねながら、水のはいったペットボトルを口に運ぶ。 そして、彼女な...
-
2周め 歌川 詩季
2周めのプレイ。 やり残した、あれをやらなきゃ。
-
クレヨン 歌川 詩季
大好きなあなたの。 そばにいられない週末と。 そばにいられるだけの平日を。 ぬりつぶしていく毎日を、あたしはおくる。
-
ラヴレター 歌川 詩季
好き 好き 好き 好き 好き 大好き
-
ROCK'N'ROLL BOOSTER 歌川 詩季
とびきりのブースターを、積んでいれば。 どこまでも、かっ飛んでいける。
-
のに 歌川 詩季
好きじゃなくなっちゃえばいいのに。 それが、あたしの、いまのきもち。
-
雨の惑星と悲しみの惑星 歌川 詩季
もし、あたしがうまれのが、涙の惑星か、悲しみの惑星だったのなら。
-
蛇の手脚とオッドアイの龍の第三の眼 歌川 詩季
あたしは、だいなしにするのがとくい。 たいせつだったし、大好きだったのに。
-
カステラじたての レンガづくりの 歌川 詩季
カステラじたての、レンガづくりのおうちをたてて。いつまでも、しあわせにくらしましたとさ、をしよう!
-
がらくたにはこんなやりかたしかできない 歌川 詩季
家族の死。 それ、そのものではなく、その前後の状況にふれて。 私は「他者」との接しかたを変えることにした。
-
石ころ 歌川 詩季
あたしなんか、しょせん、石ころでしかない。
-
まあるい不死鳥 歌川 詩季
夕陽が沈む。 朝陽は昇る。 不死鳥のよう。
-
ウォーリー 歌川 詩季
好意的な意味でも、害意的な意味でもとらえられる「壁」。 その二面性について、考えてみた。
-
ROCK'N'ROLL FLIGHT 歌川 詩季
地を這う獣が、翼を手に入れたら。
-
知ってるもん 歌川 詩季
まだ、返事も、連絡もくれてないけど。 知ってるもん。 あなたは、あたしをだいじにしてくれてる。
-
大将、大吐露頂戴! 歌川 詩季
そんな気持ちを、抱えてるのは、あなたひとりじゃないよ。 もっと、みっともない生きかたしてるひと、いるんだよ。
-
青空が嫌いだ 歌川 詩季
青空が嫌い。 大嫌い!
-
蛇龍と龍蛇 歌川 詩季
たがいを相食む、龍と蛇。 残されたのは?
-
おせっかいな涙だけが 歌川 詩季
悲しい。 こんなとき、いつも涙はおせっかいをやく。
-
そいつはしょうがねえ 歌川 詩季
しょうがねえ。 おれには、どうしようもないんだ。
-
きらわれものいため 歌川 詩季
きらいなたべものってある? あたしは、ぜんぶすきだよ。
-
そばにはいられないから 歌川 詩季
そばにはいられない。 だけど、あんたは、たいせつなひと。
-
双子の白熊猫のきもち 歌川 詩季
光と闇は、同じカードの表裏ではない。 白地と黒地の、2匹の双子のパンダだ。
-
そのさきになんにもない道を 歌川 詩季
そのさきになんにもない道だけど。 こいつが、おれのいく道。
-
ひとりぼっちのオンリーワン 歌川 詩季
あたしは、みんなとはちがういきものになった。
-
歯ならびと刃こぼれ 歌川 詩季
憎まれ口を恐れない、あんたにおれがおもうこと。
-
深爪 歌川 詩季
爪を立てたいと、そう望んでも。 深爪の僕にはうまくできない。
-
鹿のつのしたユニコーン 歌川 詩季
鹿のつのしたユニコーンは、悲しいいきもの。
-
重い石 歌川 詩季
こんな想いと、それをおさえつけておく重い石。
-
ひき裂いちまえ 歌川 詩季
ちっぽけな傷で、痛がってみせるな。 おまえのほんとの疵は、そんなもんじゃねえだろ。
-
ひのたまに浮かぶ顔 歌川 詩季
あたしはまじめな学生、それなのに。 提出した傑作レポートに、理不尽にも再提出を言い渡されて。 あたしは、このまま、学問への情熱を失ってしまうのか?
-
林檎を捥ぐように 歌川 詩季
林檎を捥ぐように、おまえの首を捥ぎにくる鉤爪と。そのまるい指で、やりあえるとおもうのか?
-
黒い虫 歌川 詩季
黒い虫が、はいずりまわっている。
-
最悪な質問 歌川 詩季
くだらないをこえて、最悪な質問というものがある。 わたしがいくらばかだって、そんな質問はしない。
-
三人寄っても文殊の智恵には至らない 歌川 詩季
三人もいれば、ちょっとはましな考えが、浮かぶはず?
-
じいさんの眼鏡 歌川 詩季
太い黒縁眼鏡は、じいさんの形見。
-
赤毛のくるくるを 歌川 詩季
赤毛のくるくるを、わざわざ黒髪のぱっつんにしたのにはわけがある。
-
金色の瞳とふたつの黒い目薬 歌川 詩季
目玉焼きには、なにをかけますか?
-
世渡り 歌川 詩季
上手だろうが下手だろうが、世を渡っていかねばならない。
-
しみったれ 歌川 詩季
まるで、さえねえしみったれ。
-
時を刻む針 歌川 詩季
時計の針は、時を刻むもの?
-
somewhere to reach you 歌川 詩季
翼がなくても、飛んでいけたとして。 その先には、きみがいるのだろうか?
-
石切場にころがる石 歌川 詩季
四角四面に切り出された石は、石切場を運び出されていく。
-
ゆるキャラ辞めたい 歌川 詩季
あたしは七面鳥のゆるキャラ。 もう辞めたい。
-
ときめき心拍数 歌川 詩季
ときめきが高鳴れば、増えていく心拍数。
-
直線と曲線 歌川 詩季
あたしのなかの空は、たまに太陽だけのからっぽになる。
-
墜ちろ 歌川 詩季
Don't sink, fall!
-
沈むな 歌川 詩季
まだだ。 まだ、沈んではやれない。
-
黒塗りのラヴレター 歌川 詩季
黒塗りにしたり、白抜きにしたり。 想いや、きもちのすべてをくちするのは、なかなかできないもの。
-
春はほのぼの 歌川 詩季
春はほのぼの。 ひだまりぽかぽか。 ひるねですやすや。
-
巻き戻しのサマー・アゲイン 歌川 詩季
もう秋? もうちょっと、夏でよくない?
-
冬の牢獄 歌川 詩季
冬は寒いよね。 もう、動きたくない。
-
ANGEL SMILE 歌川 詩季
微笑みを失った天使。 取り戻す日はくるのだろうか?
-
だからいまは愛しいものを敵にまわしても 歌川 詩季
歌うのをやめてはやらない。 たとえ、なにを敵にまわすことになろうとも。
-
eternally closed door 歌川 詩季
あかずの扉。 閉ざしてしまった可能性なのか。 あるいは、いまだひらいていない世界なのか。
-
白球群像 歌川 詩季
ひとつのグラウンドには。 ふたつのチームに、それぞれ9人の選手。 4つのベースと、9つのグラブ。 ひとつのマウンドに、ふたつのバッターボックス。 そしてひと組の、ボールとバット。 だが、そこに描く...
-
手芸センターの猫 歌川 詩季
手芸センターに猫が迷いこんだらしい。
-
棄てられない傘 歌川 詩季
ブラウンのレオパードの傘を、私は棄てられないでいる。
-
風と桶屋 歌川 詩季
風のひとつが吹きたり、止んだりで。 一喜一憂がおこるんだから、滑稽なもんだよな。
-
ごめん 歌川 詩季
まずは、ごめんと伝えておく。 だめなときは、それから考えるさ。
-
足 歌川 詩季
相撲も、上半身に頼るのではなく、下半身が大事です。
-
紺壁 歌川 詩季
空は天井ではない。 どこにでも聳えている壁だ。
-
SHAMELESS 歌川 詩季
恥じる必要のない、誇れる生きかたができたなら。
-
裏切りの林檎 歌川 詩季
リンゴをかじるたび、あたしは裏切られたきもちになる。
-
流星群 歌川 詩季
流星群が降る。 そのなかのひとつに、あんたはなりたいかい?
-
ごめんね ありがとう 歌川 詩季
ごめんね。ありがとう。 私がいなくなっても、滞りなく毎日を送ってください。
-
SURVIVE 歌川 詩季
こんなおれでも、まだくたばっちゃいない。
-
カレーライス 歌川 詩季
カレーライスは、ひとつの惑星である。
-
黒いぎざぎざ 歌川 詩季
あたしは黒いぎざぎざだ。 でも、あなたのそばにいたいな。
-
キャラクターFILES 歌川 詩季
キャラクターのプロフィールです。
-
テンカウントの残心 歌川 詩季
残心。 倒したと思ったときが、いちばん危険!
-
銀の折れ線グラフ 歌川 詩季
銀の山脈が、空を切り取るぎざぎざの折れ線グラフ。 微分・積分なんかするんじゃねえ。
-
夜を破りてSUNRISE 歌川 詩季
長い夜が明ける。 朝焼けを見にいこうぜ!
-
ウラのウラをよめ 歌川 詩季
ウラには、そのまたウラがあり。 それは、オモテとはまた別物。
-
YOUR COLOR 歌川 詩季
あんたの色は何色だ? だったら、ちゃんとその色を誇りにして、生きていくんだな。
-
見あげりゃ ここにもでっけえ空が 歌川 詩季
どんなときも、見あげればでっけえ空がある。
-
蟻よ アディオス 歌川 詩季
違う生きざまと死にざまでも、同じ蟻。
-
醜悪いとかげ 歌川 詩季
ないものねだり。 あるものだのみ。 しょせん、おれは、みにくいとかげ。
-
ぎざぎざのおおかみ 歌川 詩季
おれは、ぎざぎざのいっぴきおおかみだ。 だから、きょうも。 そして、たぶん、ずっと。
-
NO DISTANCE 歌川 詩季
逢えなくても、そばにいる。 逢えるのに、そばにはいない。
-
光のちょうちょ 歌川 詩季
光のちょうちょは、翅を失くしてもさなぎには戻れない。
-
その日が明日にかわるまで 歌川 詩季
別れのその日は、やがて「いつか」から「明日」に変わる。 それまでは、そばにいて。
-
MY SONG 歌川 詩季
歌を歌います。 たあいのない歌を。
-
好事百景【川淵】 歌川 詩季
「こうずひゃっけい」【兄妹プロジェクト】 TRIP AND ADVENTURE(略称:T'N'A) 兄=歌川 詩季と、妹=小池ともかの兄妹が。それぞれ好きなものにストーリーをつける百物語。
-
ROCK'N'ROLL TRAIN 歌川 詩季
乗る者、拒まず。降りる者、追わずのロックンロール・トレイン。
-
謳歌 歌川 詩季
こいつがおれのROCK'N'ROLL。
-
あなたがいなきゃ あなたがいれば 歌川 詩季
あなたがいれば。 あなたさえいれば。
-
わかってんだか わかってねえんだか 歌川 詩季
わかってんだか、わかってねえんだか。 そこんところが、さっぱりわからねえ。
-
その日がいつきてもいいように 歌川 詩季
さよならの日はいつかくる。 その日がいつきてもいいように。
-
何世紀 何光年 歌川 詩季
ほんのすこしの時間と距離でも。 わたしにとっては、何世紀、何光年。
-
紙飛行機 歌川 詩季
紙飛行機がどうして飛ぶのか知ってるか? 紙飛行機がどうして飛ばないかなら知ってるか?
-
身勝手なあたしより 歌川 詩季
あたしの身勝手で大好きなあなたに。 そろそろ、ごめんなさいをしなきゃならないのかもしれない。
-
ON ICE 歌川 詩季
薄氷のうえを歩く覚悟と勇気。 それをもつおまえを誇りに思う。
-
点取り屋 軽韋駄 朱那はピアニスト(好事百景【川淵】出張版 第一i景【サッカー】) 歌川 詩季
軽韋駄 朱那はサッカー選手だが、休日にはピアニストになる。 兄妹プロジェクトであるTRIP AND ADVENTURE、好事百景【川淵】の出張版!
-
蛇口が結ぶ水滴 歌川 詩季
しめられた蛇口は、しぼりだすように一滴を結ぶ。
-
秋の風鈴 歌川 詩季
スズムシは、秋の風鈴。 夏のガラス玉とは、ちがう風に奏でられる。
-
柄杓 歌川 詩季
丸桶と尻尾。 おれは柄杓が好きだ。
-
ピンク 歌川 詩季
赤から白のうち、どのピンクをとるかはあんたしだい。
-
胸に孕んで 胸を痛めて 歌川 詩季
からっぽの自転車の籠みたいだった、この胸に。 きみへの愛情が、いまは宿っている。
-
撒き散らされし豆々の背徳 歌川 詩季
豆を撒きたい弟。 豆を撒かせたくない姉。 豆をめぐる駆け引きが、節分の食卓に繰り広げられる!
-
正気を疑うね 歌川 詩季
正気を疑うことがあっても、疑ってはならないものもある。
-
岩盤 歌川 詩季
岩盤に覆われた大地。 だけど、その下には望みがある。
-
血液型占いのラッキーカラーに翻弄されるあたしと一樹の4日間 歌川 詩季
一樹と映画に行く約束をしたいあたしに。 アプリのゲームと血液型占いが、それを一筋縄ではいかないミッションにする。
-
さよならは片道切符 歌川 詩季
さよならは、終点ではない。 でも、それはきっと片道切符。 また戻ってこれはしない。
-
千とひとつの夜明けと夜更け 歌川 詩季
千とひとつの夜明けと夜更けをむかえて。
-
雨がやめば やがて 歌川 詩季
雨がやめば ぬかるむ泥もかたまるが。 雨が耐えれば、流れる川も渇いてしまう。
-
さがしもとめてた新大陸 歌川 詩季
さがしもとめていた新大陸が、楽園とはかぎらない。
-
無口なあいつ 歌川 詩季
無口なあいつを覚えているか?
-
ちっぽけな孤島とでっかい大陸 歌川 詩季
ちっぽけな孤島も、でっかい大陸も。 どちらも、おまえには不釣りあいだ。
-
冷えて固まった残渣 歌川 詩季
冷えて固まった残渣は、なにも語らない。
-
ROCK'N'ROLL APOCALYPSE 歌川 詩季
黙示録にしちゃあ、ずいぶんとうるせえロックンロール。
-
波紋のまんなかで 波紋のそとがわで 歌川 詩季
自分のことばや想いが、だれかにつたわるのにも。 だれかのことばや想いが、自分につたわるのにも。 臆病になっていたけれど。
-
年輪 歌川 詩季
樹は一本の水管なのだ。 その証拠をお見せしよう。
-
靴跡のつかない雪景色(好事百景【川淵】出張版 第ニi景【雪】) 歌川 詩季
わたしは、雪に靴跡をつけるのが好きだ。 なのに、もうそれができなくなるなんて。
-
にごった ちっちゃな水たまり 歌川 詩季
濁った ちっちゃな水たまりに、おまえの欲しい魚なんていやしない。
-
ROCK'N'ROLL SLOPE 歌川 詩季
平坦な道が、お好みか? のぼり坂でも、くだり坂でも。 ボールも、ダイスもよく転がるぜ。
-
星の残り火 歌川 詩季
あなたの見ている星の光は、もう燃え尽きてしまったものかもしれない。 だとしたら。 それにかけた、どんな願いも、望みも、祈りも。叶うことは、けっしてないのだろう。
-
おれと似ている雪だるま(好事百景【川淵】出張版 第四i景【雪だるま】) 歌川 詩季
自宅から駅のあいだで、おれに似ている雪だるまに出逢った。※ しいな ここみ先生主催の【冬のホラー企画】参加作品です※ 兄妹プロジェクトであるTRIP AND ADVENTURE、好事百景【川淵】の出張版です
-
遠くて狭いゴール 歌川 詩季
ゴールは遠くて狭い。 誰もが、そこへボールを蹴り込めるわけではない。
-
ROCK'N'ROLL WISDOM 歌川 詩季
頭に詰め込むことが、知恵でも知識でもない。「知る」のではなく「識る」のだ。
-
地割れ 歌川 詩季
大地に亀裂がはしり、地割れを起こすとき。 炎が吹き出して、地表を覆う。
-
水属性の地雷原 歌川 詩季
雨あがりのアスファルトには、水属性の地雷原が敷かれている。 渡るなら、長靴を履こう。
-
天才肌 歌川 詩季
天才肌のあなた。 凡人のあたしとは、まるっきり次元が違う。
-
遠すぎる天と狭すぎる地 歌川 詩季
天は遠く、この地は狭い。 それが砂場。 破壊と、創造の地。
-
蝋燭と蛾 歌川 詩季
蝶にも赤蜻蛉にもなれないおれは、蝋燭の炎に身を寄せるだけ。
-
わたしはまっぷたつ 歌川 詩季
わたしはまっぶたつに裂かれる。 こころと、からだとで。
-
ことばあそびのうた 歌川 詩季
ただのことばあそびです。
-
いつものあのバーで 歌川 詩季
いつものあのバーで、くりひろげられる闘い。
-
鏡に映るインターフェイス 歌川 詩季
鏡に映るそとづらを、脱ぎ捨てちまうのも、したたかに纏うのも、おれしだい。
-
真夜中のネゴシエイター 歌川 詩季
狼なれないおれは、真夜中の交渉人。
-
スマホがフリーズしたついでに依存について考えてみる 歌川 詩季
スマホがフリーズしました。 困った! でも、私はスマホ依存ではない!!
-
鳴らせない風鈴 歌川 詩季
あんたは、おれには鳴らせない風鈴。 だけど、いつかは、きっと。
-
涼風に風鈴 夕立ちに雷鳴 歌川 詩季
静寂を破る風鈴の音。 喧騒を破る雷の音。
-
温故知新 歌川 詩季
古きを温めずして、新しきを知ろうとしたり。 古きを温めつつも、新しきを知ろうとしなければ。 それでは、温故知新はならず。
-
ミートコーンドリアのDNA 歌川 詩季
あたしはお米派だけど。 麺とパンだって、食べたい。
-
夢になんか出てこないで 歌川 詩季
おねがいだから。 夢に出てこないでほしい。
-
じゃあ ゆくよ 歌川 詩季
じゃあ、ゆくよ。 ずっとここにいたって、なにかはかわらないから。
-
砂場に駱駝 歌川 詩季
駱駝が一匹、砂場に迷いこんだ。
-
電気仕掛けのエジプトにオアシス 歌川 詩季
エジプトにオアシスがあるなら。 うがいして、足を洗いたい。
-
その高い枝のうえからおりて 歌川 詩季
飛ぶために、なかなか吹かない風を待つよりも。 地に足をつけて歩き出せ。
-
今、此処に在るROCK'N'ROLL 歌川 詩季
おれが忠誠を誓うものは、ただひとつ。 ROCK'N'ROLLに他ならない。
-
あたしのしりとり童話 歌川 詩季
はぁい、あたし、あたし♪ なんか、悪いやつらにつかまっちゃって。 命が惜しければ、毎晩、お話をきかせろっておどされたんだよね。 でも、しりとりのほうがいいって意見もあって。 ようし、こうなったら。...
-
こぶなしラクダ放浪記 歌川 詩季
こぶをおろしたラクダは、おのれの背中の狭さに気づいて放浪する。
-
亀と甲羅 歌川 詩季
重い甲羅を背負って、亀は歩く。
-
ROCK'N'ROLL MINE 歌川 詩季
ROCK'N'ROLLの地雷を踏んだら。 閃光と轟音と、爆炎と衝撃に包まれな。
-
負け犬根性 歌川 詩季
あたしに染みついてる負け犬根性。 なんとかしなきゃ。
-
ひとりぼっちのROCK'N'ROLL 歌川 詩季
孤高とひとりよがりは違う。 そんなROCK'N'ROLLじゃ、誰も愛せやしないし、誰にも愛されやしない。
-
コロンブスの卵 歌川 詩季
桃からは桃太郎。 竹からはかぐや姫。 そして、卵からはコロンブスがうまれる。
-
四文字の神さま 歌川 詩季
四文字に、いくらありったけを込めても、神様の真似事はできない。
-
ROCK'N'ROLL COLOR 歌川 詩季
赤と緑と青。 そして紫。 その両端を繋ぐ赤紫を、みつけられたら。
-
てのひらリバーシブル 歌川 詩季
てのひらをかえせば、またてのひら。 卓球のラケットか!
-
ろくでなしブルータス 歌川 詩季
ブルータスは、裏切り者のろくでなし。
-
あたしと愉快な仲間たち 歌川 詩季
あたしは、ひとりじゃやっていけない。 あたしには、愉快な仲間たちが必要だ。
-
あたしの幸せ計画 歌川 詩季
あたしは、幸せになりたい。 あたしは、幸せになってやる!!
-
あたしのそうめんライフ 歌川 詩季
おそうめん。 あたしは、毎日でも食べられる。
-
緻密のヒデ 歌川 詩季
本能寺の変に、新解釈。
-
幕末タッグ頂上決戦!! 歌川 詩季
大政奉還にも、新解釈。
-
蝋燭と鉛筆 歌川 詩季
蝋燭と鉛筆。 その身は、あとかたも残らないとしても。 それらが残したものは、こんなに違う。
-
ほどけちゃったコロネ 歌川 詩季
ほどけちゃったコロネを食べた。
-
おっぱいまるだしで飛んでたあたしに ソラネコとラクダが教えてくれたこと 歌川 詩季
背中から翼をはやして、おっまるだしで飛んでたあたしに、ソラネコとラクダたちは、だいじなことを教えてくれた。
-
安穏 歌川 詩季
安穏としてやがるおまえの傍らに、忍び寄る不知なるもの。
-
カナリヤ 歌川 詩季
黄色ぢゃなくて、ほかの色になりたかったカナリヤ。 ふざけんな! あたしは、あんたの黄色が好きだったのに!!
-
知らないあたし 歌川 詩季
みんなの知らないあたしがいるんだよ。
-
ねこが大好き♡ 歌川 詩季
あたしは、ねこを愛してる♡
-
GIRLS BE DELIRIOUS 歌川 詩季
少女よ、狂騒を抱け!!
-
アイ&カーター〜ふたりは相方!〜(好事百景【川淵】出張版 第五i景【カップ焼きそば】) 歌川 詩季
うちの相方は、つっこみがうっとおしい。
-
行脚 歌川 詩季
道ははるか、かなたまでつづく。 行脚——それこそ、人生。
-
walled around 歌川 詩季
どんな高い壁でも、空まではふさげない。
-
いいからそのパンよこせ 歌川 詩季
今日は、パンの気分なのです。
-
へたっぴなあたし 歌川 詩季
あたしはへたっぴだ。 でも、あなたに嫌われたくない。
-
水面に浮かぶは策と舟 歌川 詩季
水面に浮かべる舟は、助け舟か? 泥舟か?
-
三本首のキリン 歌川 詩季
三本首のキリンを見かけた村人が、みんなに話したところ、思わぬ事態に!!
-
エリートうさぎの出張[4コマ漫画つき] 歌川 詩季
エリートうさぎがお餅をつきに、月へと出張する。
-
あたしはバイリンガル 歌川 詩季
あたしはじつは、バイリンガル! ねえ、ほめて♡
-
誰かの悲しい腹話術 歌川 詩季
ちがうよ、あたしのことばじゃない。 きっと、誰かの腹話術。
-
グルメなわんこ 歌川 詩季
わんこは、意外とグルメだったりする。 いや、くえよ。
-
徹頭徹尾X首尾一貫 歌川 詩季
最初から最後まで、完璧なんて、ありえないし。 右から左まで、異物を取り除くのだって、けっこうしんどい。
-
オレンジ色の雨 歌川 詩季
オレンジ色の雨が降るのを、きょうも待ってる。
-
あたしのデスティニー 歌川 詩季
あたしの数奇で、劇的な運命。 デスティニー!!
-
あたしのホームラン 歌川 詩季
あたしは、ホームランが打ちたいんだ!!
-
キャタピラ 歌川 詩季
あたしのからだのどこにも、ひとつも、キャタピラはついていない。
-
宇宙ソング 歌川 詩季
地球じゃ狭すぎるなら。 宇宙だ! 宇宙をめざせ!!
-
首すじ走る悪寒と生首おとす刃 歌川 詩季
インスピレーションとフラストレーション。 そいつを捉える感性を鈍らせちゃいないか?
-
三度寝したあたしの朝ごはん 歌川 詩季
三度寝したあたしは、いさぎよく朝ごはんをあきらめる。
-
あたしの不安 歌川 詩季
大好きなあなたはすごいひとだから、あたしは不安になる。
-
植木鉢 歌川 詩季
ありがとよ、植木鉢。
-
あたしのさいごのいちにち 歌川 詩季
さいごのいちにち。 あたしは、こうやってすごす。
-
SQUARE 歌川 詩季
丸い真実を追い求めるよりも、四角い虚構にこそ、落としどころがあるのかもな。
-
太陽が本気を出したら 歌川 詩季
太陽が本気を出したら、すごいことになる。
-
ゴールデン 歌川 詩季
あたしもあなたもゴールデン!
-
アロエスミス 歌川 詩季
アロエってば、すごい!
-
サド嬢 歌川 詩季
あたいはあんたのみぞおちに、ひざ蹴りを叩き込む!
-
足もとに水たまり 歌川 詩季
あんたの足もとに、水たまりはできてるか?
-
スポイト 歌川 詩季
液体をスポイトで、ほかの器に移す。 それだけ。
-
モノラル 歌川 詩季
モノラル音源を流すときでも、スピーカーは左右のふたつ。
-
すべり台 歌川 詩季
すべり台には、人間という生き物の考えることが理解できない。
-
咲かねえ花と残せぬ名 歌川 詩季
咲かねえ花を胸に飾って、残せぬ名を石に刻むがいい。
-
CHARACTIAN EXPLOSION 歌川 詩季
キャラクタ市場は、激戦区! 歴史の遺物たちは、生き残れるのか?!
-
超獣仮面タスマニアマスク STAND BY THE RAINBOW 歌川 詩季
色を塗って、切り抜いて、立てて遊べます。※ 個人とご家庭で遊ぶ範囲でなら、ご自由にお使いください(笑)
-
マシンガン 歌川 詩季
秒間100発で口径15mmのマシンガンは、交渉人であり死神でもある。
-
リバーたどり 光る原へ踏むのだ 歌川 詩季
フリードリヒ・ハラヘルム・タダノバカ先生のアナグラムを詩にしてみました。
-
七拍子のメトロノーム 歌川 詩季
七拍子のメトロノームがうつ、五十二小節。 それじゃ、一年には拍が足らない。
-
あたしのハートはせいたかのっぽ 歌川 詩季
あたしはちびすけだけど。 あたしのハートはせいたかのっぽ!
-
太陽を売り払った街 歌川 詩季
この街は、太陽を売り払ってしまった。 ほんと 馬鹿なことをしたものね。
-
ポケットにロケットをつめこんで 歌川 詩季
ポケットにロケットをつめこんだのはいいけど、どうやって飛ばせばいいのかわからない。
-
棘地蔵 歌川 詩季
頭に棘のはえたお地蔵さま。 何百年とここにいらっしゃる。
-
ビスケットなあなたへの愛しかた 歌川 詩季
あなたは、クッキーよりもビスケット。 だったら、それにふさわしい愛しかたがある。
-
ジョン・ボビー 歌川 詩季
ちいさな翼は、立体交差点をくぐって飛ぶ。
-
あたしは主人公 歌川 詩季
あたしはあたしの物語の主人公。 もうちょっと、チートにしてくれると助かるんだけど。
-
杏サンドどうです? 歌川 詩季
こいつをまた口にできる日がくるとは、思わなかった。 あんたも、杏サンドどうです?
-
終始、無の穴蔵【アナグラムの詩集】 歌川 詩季
ふたつの詩の、○行めずつが。 それぞれ、アナグラム(ならべかえ)になっております。 ちょっと、トリッキーな技(反則?)も使いつつ。 いびつなぶん、面白いものができればご喝采♪
-
猫耳のガーゴイル 歌川 詩季
この街に流れ着いた、猫耳のガーゴイル。
-
太陽は海の底 歌川 詩季
太陽は夜のあいだ、海の底に沈んでる。
-
あたしの白夜 歌川 詩季
べつにさよならでもいいよ。 こんなきもちのときは。 夕焼けあとにおとずれる、あたしの白夜。
-
CATAPULT 歌川 詩季
あなたに翼をあげられたら、あたしはあしたへのカタパルト。
-
あたしの白昼夢 歌川 詩季
あのとき、見かけた猫のあとを追っていたら。 あたしは、いまごろどんなくらしをしていただろう?
-
あたしの空宙さかあがり 歌川 詩季
あたしには、よくわかんないけどほしいものがあるから。 さかあがりを練習しといて、ほんとうによかったっておもう。
-
雨を避けて飛ぶだけじゃ 歌川 詩季
雨を避けて飛ぶだけじゃ、手のとどかないものがある。
-
すきま風 歌川 詩季
おれは吹きこむところをさがす、すきま風。
-
業の雨 歌川 詩季
善悪にとらわれるやつらに、業の雨が降る。
-
滅びが降る 歌川 詩季
大地に、雷が滅びを降らせる。
-
抱いてほしいんだ(好事百景【川淵】出張版 第六i景【ハグ】) 歌川 詩季
あたしは、あなたが好きだから。 思いきって言っちゃうね——抱いてほしい♡※ ちょっとだけ、えっちです♡
-
飢えた雨 歌川 詩季
おれは、この惑星に飢えた雨を降らせる。
-
お絵描きしようぜ! 〜「へたっぴ」仲間へのてまねき〜 歌川 詩季
「へたっぴ」でも、お絵描きは楽しめる!「へたっぴ」だと、お絵描きをあきらめつつも、続けてきた作者が。「へたっぴ」仲間に、もういちど、あるいはもっと。 お絵描きしない? って、誘い出すエッセイです(笑)
-
NO REASON WHY 歌川 詩季
理由がないなら、なくたってかまわない。
-
きょうのところはおとなしく 歌川 詩季
言いたいことはあるけど、しかたねえ。 きょうのところは、おとなしくしといてやる。
-
犬も歩けば 歌川 詩季
犬も歩けば棒にあたる。 そこまでは承知しているが。 どうか、そいつはよしてくれ。
-
超獣仮面タスマニアマスク ORIGINAL SOUNDTRACK 歌川 詩季
「超獣仮面タスマニアマスク」および、そのスピンオフの歌詞集です。
-
地上人と地底人 歌川 詩季
地割れが、地上人と地底人の世界をつなげた。
-
汗っかきで待ちぼうけ 歌川 詩季
汗をかいて、おれをまってるやつがいる。
-
もてあました熱をみやげに 歌川 詩季
熱をもてあましてんなら、おれがいくらか、みやげにもたされてやるよ。
-
365°のまんまる 歌川 詩季
あたしの|描《えが》くまんまるは365°。
-
ひとつさよならをした 歌川 詩季
あたしはひとつ、さよならをしたんだ。
-
たくさんのさよならのひとつ 歌川 詩季
あたしは、たくさんさよならをする。 これまでも。 これからも。
-
アンモナイトのためにいっしょに泣いてくれたひと 歌川 詩季
滅びてしまったアンモナイトのために、いっしょに泣いてくれたひとがいた。 あなたのことは忘れない。
-
さよならがない世界 歌川 詩季
さよならがない世界があったとしたら。 あなたは棲みたいですか?
-
踊り狂う 歌川 詩季
この街でやつらは踊り狂う。
-
雀の涙 歌川 詩季
雀はその涙のちっぽけさを、嘆いていないのかもしれない。
-
赤いキャンディ 歌川 詩季
あの日の赤いキャンディをさがしてる。
-
雨が鳴らせば 歌川 詩季
雨が鳴らす。 雨音を鳴らす。
-
石づくりの虹 歌川 詩季
石づくりの虹があれば、そこを渡るかい?
-
RAINY DANCE 歌川 詩季
傘もささずに雨のなか踊る。
-
HARD RAIN 歌川 詩季
あたいはやわらかい雨が好き。 かたい雨なんて大嫌い。
-
風を望まず 歌川 詩季
良くも、悪くも。風の吹かない日々を、おれは望んでいる。
-
詩を描こう——詩を投稿してみようぜ、ベイベー、アイ、ウォナ、ヒーヤ、ソンッ—— 歌川 詩季
詩ジャンルが、不人気? じゃあ、そこのあなたも描いてみない? ねえ、いっしょに描いてみようよ!
-
ねぎま 歌川 詩季
ねぎをはさみこんだ焼き鳥だから「ねぎま」。
-
炎の槍の破片 歌川 詩季
天空を厚く覆う暗闇を祓うかわりに、砕け散り、大地にその破片を降らせた炎の大槍があった。
-
ブロッコリーの森をぬけて 歌川 詩季
ブロッコリーの森をぬけて、プチトマトがころがる。
-
スキンヘッドをしたチャンス 歌川 詩季
チャンスに、前髪すらなかったら。
-
玉ネギ 歌川 詩季
長ネギがいなくなったら、玉ネギの天下!
-
スコップ 歌川 詩季
ぼくは寂しいスコップ。
-
鍵盤 歌川 詩季
鍵盤はなかなかたいした、がんこものの集まり。
-
ありがとうフリーダム 歌川 詩季
自由にありがたがりながらも、不満を口にして、すべきことをなさない。そんなぼく。
-
猫だらけの夢 歌川 詩季
あたしの夢の中は、猫まみれ。
-
串 歌川 詩季
いくつも、連ねて、貫いて。 串は一本に繋ぎあげる。
-
ものすごい応援歌 歌川 詩季
ものすごい応援歌です。 めちゃくちゃ元気が出ます。
-
太陽とリンゴ 歌川 詩季
でっかい太陽はちっぽけなリンゴに、勇気を与えてやってほしい。
-
水溜まりと流水 歌川 詩季
水溜りと流水には、それぞれの生きざまがある。
-
垂れるは雫ばかりにあらず 歌川 詩季
おれが雫をひとつ垂らせば、むこうは文句かこうべを垂れる。
-
足とのさかいめがあるうちに あるいは なくしてから 歌川 詩季
溶け出して、足元とつながれるまえに、とっととその足をあげろ。
-
和製じゃなくてもいいじゃない? 〜「海外もの」も楽しもう〜 歌川 詩季
洋楽、洋画に海外ドラマ。「海外もの」は、とっつきにくく、手を出しにくい? たしかにそうかもしれません。 でも、ちょっと勇気を出して触れてみれば。たくさんの作品のなかから、お気に入りのものがいくつ...
-
亀裂と嵐 歌川 詩季
床に胡座をかいて、天井にのしかかられる生活。 変わらなければ、変えられないもの。 変わってしまえば、変わらざるをえないもの。 変わらなければ、気づかないもの。 変わってしまっても、気づくのかわか...
-
種火 歌川 詩季
種火がある限り、希望も危険も残されている。
-
無風 歌川 詩季
風がないと、成立しない四字熟語。
-
こみからいず TRIP AND ADVENTURE
シリーズ原作:歌川 詩季(兄)の世界に、小池ともか先生(妹)が物語を描く。そして、それを歌川 詩季(兄)が、コミカライズ! 原作の掲載は小池ともか先生から、許可を得ています。 また、原作に描かれて...
-
桜問題外の変 歌川 詩季
武士に二言はないのに、いいなおすひとが、暗殺されたらしい。
-
赤いカーペット 歌川 詩季
満ち足りた世界がどこかにあるとしても、ぼくの足もとまで、それはひろがっていない。
-
オープンササミ 歌川 詩季
豆腐とゆで卵の白身だけじゃ、やってらんねえ。 ササミ食わせろ!
-
ハイヤー 歌川 詩季
遠くまでとどかせたいなら、高くあげろ。
-
ロンゲストナイト 歌川 詩季
今夜は、ずいぶんと長い夜になりそうだ。
-
スキンシップ 歌川 詩季
スキンシップがしたい。
-
インパーフェクト ワールド 歌川 詩季
小さくて完璧な世界より、大きくて不完全な世界に生きていこう。
-
イーブン 歌川 詩季
これで、イーブンだなんて、ごめんだぜ。
-
チャーム 歌川 詩季
きみに魅了されて、もうめろめろだ。
-
エンジェル 歌川 詩季
もしも、天使がいるのなら?
-
SUGAR CUBE 歌川 詩季
まるで、角砂糖のようだね。
-
QUICK UNDEAD 歌川 詩季
動きの速い新型ゾンビが、あんたの脳味噌を狙っている。
-
あたしは意外と反省じょうず 歌川 詩季
あたしってば、意外なことに反省じょうずだったりする。
-
癖のある人生を送ってまいりました 歌川 詩季
無くて七癖。 自分に染みついた、悪癖のあれこれを語る!
-
あたしのなかの魔法 歌川 詩季
いつか、たとえ、あたしのなかの魔法が枯れ果てても、あたしはちゃんとあたしだ。
-
たまねぎ 歌川 詩季
ひと皮むける、は成長をあらわすことばなのか?
-
魔法猫 歌川 詩季
あなたにとってはなんてことないことでも。 あたしにとっては、すごい魔法。
-
猫なき世界 歌川 詩季
たとえ猫なき世界でも、それなりにやっていけるはず。
-
中秋の名月 歌川 詩季
中秋の名月に、腕のなかの麺をすする。
-
ごめんねレンゲ 歌川 詩季
ラーメンを食べるのに、レンゲを使わない人もいる。
-
クッキーとビスケット 歌川 詩季
クッキーとビスケットのちがいがわからない。
-
カプセル 歌川 詩季
おれには、毎日、眠る前に。ひとつぶ、カプセルを飲む習慣がある。
-
ご近所戦隊 ORIGINAL SOUNDTRACK 歌川 詩季
ご近所で活躍する戦隊ものの主題歌、ロボットソングなどの歌詞集です。
-
新潟パワー 歌川 詩季
新潟のお米は美味しいらしい。
-
翼槽 歌川 詩季
あたいはバスタブに、いろいろ浮かべる。
-
おとなのプリンの食べかた 歌川 詩季
冷蔵庫にはいってた、だれかのプリンを食べちゃった。
-
いっぱい さよならしよう 歌川 詩季
さよならも、しなきゃだめ。
-
ちがう猫だとしても 歌川 詩季
あの日、見た猫に似てるけどちがう猫を見かけた。
-
大学生へ——単位とろうぜ! 歌川 詩季
大学生のみなさまが、ちゃんと単位をとれて、卒業できますように。
-
ねこ返し 歌川 詩季
こたつにねこ返しをつけてみた。
-
猫を愛でる 歌川 詩季
初心者向けの猫の愛でかた。
-
踊ろうよ 大泥棒 歌川 詩季
天下の大泥棒が、宝石を盗みに入る。
-
百獣の王 歌川 詩季
ネコかイヌのどっちかこそ、百獣の王。
-
モニュメント 歌川 詩季
古代ギリシャの哲学者セキメンテレスのモニュメントのおはなし。
-
誤字成語:犀王ガウマー 歌川 詩季
誤字によって、間違って伝わった故事成語です。
-
CLOUD DRAGON 歌川 詩季
嵐の朝の大空に。 僕は龍の群れを見た。
-
赤い花片 歌川 詩季
赤い花びらをしたたらせて。赤い花たばをまきちらして。